帰省のお供 京都土産
旅行のお土産選び、渡す相手の好みや人数、シチュエーションなど、結構悩みますよね?
私は京都生まれではないので、帰省の度に京都駅周辺でバタバタとお土産を購入しています。
毎年新しいものが売り出されるので毎回迷うのですが、私がこれまでに何度も購入している+京都駅周辺で購入出来るお土産の中でも、『多くの人に配りたい時に買うお菓子』をご紹介したいと思います。
京都銘菓おたべ『こたべ』 350円(税別)
旧社名は「株式会社おたべ」、株式会社美十が販売している生八ツ橋、おたべの小さなサイズが『こたべ』です。中身は通常サイズの半分という小さな生八ツ橋が5個入っています。販売が始まったのは、ここ数年のことではないでしょうか?
貰って嬉しくないお土産に入っているという話も聞いたことがある生八ツ橋ですが、こたべの量なら問題なく食べきれる上、季節に応じて様々な味が用意されているので何度でも手渡すことができて、非常に重宝しています。
好評なのは、夏場のわらびこしあんと抹茶わらびこしあん。生八ツ橋の八ツ橋部分にわらび餅粉を使用しているのか、通常の八ッ橋と違って、モチモチです。
そしてお値段が350円(税別)。この御手頃価格のお陰で、いっぱい買って帰って個別に渡すことが出来ています(個別で手渡すための袋も貰えます)。
更に、大体購入後7日前後日持ちするので、すぐに渡さないと!という焦りもなく買って帰ることが出来ます。(購入した商品や状況によって左右されます)
今回、いつもお土産を渡す身内に『今まで渡したこたべの箱、取ってる?』と聞いた所、写真が届きました。この箱の可愛さ、なかなか捨てられない様です。
季節によって販売されている味や箱が変わる所も、新幹線の改札を入った後でも購入出来る点も、何度もリピートしている理由の一つです。
※2017年秋購入 期間限定ハロウィンのかぼちゃ餡と時代祭仕様のこたべ
おたべ ボルボローネ 454円(税別)
こちらも京都銘菓おたべさんの商品「ボルボローネ」。おたべの公式サイトでも記載されていますが、元々はスペインのお菓子。期間限定のいちごも含めて購入しました(いちご味は我家で消費しました)。
比較的新しい商品かと思いますが、パッケージが変わり、手が伸びた感じです。
アーモンドプードルが入っている、しっとりホロホロ、口当たりの柔らかなお菓子でした。粉糖がまぶしてあるので、手が汚れても大丈夫な状態で食べることをおすすめします。
おたべは工場見学をしていたり、ケーキも美味しいので、時間があれば是非本店へも。ちなみに、株式会社尾獣の所有する自動車の多くの車番は82-84(やつはし)です。
本家西尾八ッ橋 『あんなま』 250円(税込)
京都の人の中には『うちは八ッ橋は本家西尾八ッ橋さんのしか買わへんねん』って人が居ました、本当に。
そんな、西尾八ッ橋総本家では、生の八ッ橋の中に餡を入れたものを、『あんなま』として販売しています。こちらも季節に応じて様々な味のものが用意されています。
熊野神社の北側にお店を構える本家西尾八ツ橋では、生八ツ橋を「あんなま」という名称で販売しています。通常サイズのあんなまが5個入りのものを250円(税込)で販売しています。包装はシンプルですが、中身は本物。300年以上続くお店の八ツ橋です。新しい味も多く、ラムネ味や桃味、画像のようなチョコバナナ味まで季節に合わせて販売されています。チョコバナナ味でもしっかりニッキの風味が残っていて、不思議な感覚です。
本家西尾八ッ橋のあんなまも新幹線の改札を入った後でも購入出来るので、包装に拘らない身内や、ニッキの風味が好きな身内にはこちらをよく購入しています。
井筒八ツ橋本舗 『夕子』 250円(税込)
こちらは母に購入した井筒八ツ橋本舗の八ツ橋、夕子のミニサイズ。文化二年(1805年)創業の井筒八ツ橋本舗。井筒八ツ橋本舗で販売されている八ツ橋は、「夕子」という名前です。ベーシックなニッキ味のものを購入。こちらも通常サイズが5個入って250円(税込)。祇園・南座前を発祥の地とする井筒八ツ橋本舗。
祇園南座に出入りしていた五代津田佐兵衞は劇作家の高谷伸や歌舞伎俳優林又一郎、片岡仁左衛門丈らと相談し、歌舞伎に因みお客様に喜んだいただける上菓子をと考案したのが、つぶあん入り生八ッ橋「夕霧」です。
(中略)
夕霧の発売から20数年後、つぶあん入り生八ッ橋の普及品として誕生した「夕子」は、水上 勉の代表作である小説「五番町夕霧楼」の主人公、片桐夕子に因んだ叙情銘菓です。
出典:井筒八ツ橋本舗 公式サイト-井筒八ツ橋の歴史–
文化的雰囲気漂う、井筒八ツ橋の歴史。簡易包装にも『「五番町夕霧楼」に因む』と書かれているので、文学好きな方に喜ばれるかもしれません。
聖護院八ッ橋総本店 『聖(ひじり)』 250円(税別)
元禄2年(1689年)創業という、聖護院八ツ橋総本店。聖護院八ツ橋で販売されている生八ツ橋は「聖」という名前です。こちらもミニサイズの5個入りを母へ。定番のにっきや抹茶はもちろんですが、黒ごまや旬果宇治、旬果ゆず、くりなど季節限定の味がありますが、味によって4個入りものもあるようなので、ご確認の上ご購入ください。
緑寿庵清水 『金平糖』 555円(税別)
金平糖と侮るなかれ。緑寿庵清水は百万遍知恩寺の近くにある、金平糖の専門店です。京都ではとても有名なお店なので、テレビで何度かその工程を見たことがあります。手間暇かけて手作りでひたすら状態を見ては蜜をかけてはヘラを入れて作られる金平糖。その技術は一子相伝だそうです。
緑寿庵清水の金平糖を食べたら、絶対に金平糖の概念が変わります。レモンはレモンの、ソーダはソーダの、それぞれの味をちゃんと感じることが出来る金平糖なのです。
緑寿庵清水の金平糖は、左京区の本店は勿論ですが、京都駅のジェイアール京都伊勢丹の地下1Fや高島屋の地下で購入出来ます。
が。
この小袋のこんぺいとうは、緑寿庵清水の他の商品に比べて少量ずつ販売されているためにお値段が優しく(一袋555円(税別))、数種類まとめて購入する人が多いので、本店以外では早い時間帯に売切れてしまう人気商品です。また、通年売られている味と、季節限定で作られる味があるので、一度ハマったらつい何度もリピートしてしまいます。
JR京都伊勢丹で久々に個包装で売っているのを発見、迷わず購入しました。7月に販売されていたのは、メロン味。娘ちゃんも大喜び。しっかりメロンのお味で思わず笑ってしまいました。
茶道の先生に買って帰る緑寿庵清水の金平糖。箱に数種類入った商品もあるので、きちっとしたお土産としても使い分けが出来る緑寿庵清水の金平糖です。
阿闍梨餅本舗 京菓子司 満月『阿闍梨餅』 108円(税込)
阿闍梨餅は多分、写真の様に懐紙に置いて食べるお菓子ではありません。もっと気軽にパクッと食べるお菓子です。なぜなら、その方がモチモチ感がわかるから。
京都のお菓子!という見た目ではありませんが、阿闍梨餅は皮のモチモチ感としっとりアッサリした餡のバランスが絶妙な半生菓子です。
そしてお財布に優しい、1個108円(税込) 。並んでいたり早めに売切れていることもありますが、ジェイアール京都伊勢丹の地下1Fや近鉄名店街で購入可能です。
賞味期限が常温で5日間とやや短めで、じわじわと皮の感触が変わって行きます。でも、その変化さえも楽しんで食べられる阿闍梨餅。値段だけではなく個包装されている点も含め、職場などのある程度の人数を想定して買うのにも、向いているお菓子です。
私は個包装の色目に惹かれて、地元の法要の席に届けたことがあります。京都好きの方々は『阿闍梨餅』をご存知でした。
今回紹介したのは、『多くの人に配りたい時にオススメするお菓子』です。記載した価格は全て、購入当時のものです、ご注意ください。
お茶の文化が生まれ育った京都には、美味しいお菓子や美しいお菓子、長く愛されているお菓子など、本当に四季折々・和洋折衷、様々なお菓子があります。
ただ、美味しくても有名でも、日持ちがしなかったりちょっとお高めだったり、購入出来る場所や時期が限定的だったりと、なかなかお土産として気軽にすぐに買える訳ではないことも多いです。
自分用には日持ちがしないもの、お返しにはちょっと高めなもの、などと上手に買い分けて、最後まで京都を楽しんでください!
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