京都の人気スポット、梅小路公園へ
京都市内にある、数少ない(?)寺社が絡まない人気スポット、梅小路公園。この公園はJR貨物の駅の跡地に作られた京都市営の大きな公園です。数年前までは蒸気機関車専門の梅小路蒸気機関車館と芝生の広大な広場で時々イベントが行われる場所と言った感じでしたが、2012(平成24)年3月に京都水族館が、2016年4月には梅小路蒸気機関車館をリニューアルした京都鉄道博物館がオープンし、親子連れなら一度は訪れる人気スポットへと変わりました。
そんな梅小路公園は京都駅から徒歩で向かうこともできます。休日には、京都駅から歩いて梅小路公園へ向かっているのであろう親子連れやカップルを多く見かけます。
梅小路公園大宮通沿いから、京都水族館へ。
今回の目的地の京都水族館は、梅小路公園の北東側に位置します。今回は大宮通に面した入り口から。
入口には、公園内の案内図と開催中だった京の七夕の看板が立てられていました。
京の七夕の看板の後ろに見える建物が京都水族館。ミストを浴びながら40年ほど前に京都を走っていた京都市電を眺め、入口へ向かいます。
京都水族館 12のエリアへ。
京都水族館は順路に沿って12のエリアに分けられていて、それぞれ特徴のある展示となっています。今回は私が立ち止まって見入った5つのエリアの写真を中心に、京都水族館を振り返ります。
由良川・鴨川を再現したエリアからスタート
一番最初の「京の川」エリアでは、オオサンショウウオをメインにした水槽が目を引きます。京都でなぜオオサンショウウオ?と思う人も居ると思いますが、京都では大雨で鴨川が氾濫しそうになると、時々オオサンショウウオが出現してニュースになります。
この日は隅の方で重なり合っていたオオサンショウウオ。重なってはいましたが、ガラスの近くで重なっていたため、オオサンショウウオを間近で見ることができました。まるでそこで重なり合うことがわかっていたかのように、ガラスに書かれていた、オオサンショウウオの特徴。特徴を確認しながらオオサンショウウオを見ることが出来ました。
更に、オオサンショウウオの水槽の前にはオオサンショウウオの仲間たちも展示されていて、そちらのコーナーも充実していました。
わかりやすい展示と餌やりの時間。絵も多く子供が読んでもわかりそうな内容になっていました。
そのまま進むと海獣エリア、オットセイとアザラシのエリア。オットセイエリアには下から覗けるように作られたトンネルが、アザラシのエリアにはアザラシがくぐり抜ける縦のチューブが用意されていました。
水中での様子がよくわかるため、子供達が大騒ぎしていましたが、なかなかいい感じで座ってくれず…。また、くぐり抜けのチューブは一回も通ってくれませんでした。
※トンネル状の水槽の上に乗ったオットセイ
海獣エリアの橋にはかいじゅうカフェがあります。ここには大人気のすいぞくパンが販売されています。このすいぞくパン、大人気のパンなので、時々売り切れています。私が購入したのは夏休みの平日の11時前。まだまだ全7種類(各330円(税込))が揃っていました。
色々な種類のパンが揃っているすいぞくパンですが、今回はチョコクリーム入りのオオサンショウウオを購入。正面から見たオオサンショウウオの顔を象ったパンは、とても美味しかったです。
かいじゅうカフェの前にはベンチやミニテーブルがあり、そこに座りアザラシやオットセイの水槽を見ながらゆっくりと食べることが出来ます。
メインタンクをあちこちから。
京の海を再現した、メインタンク。これぞ水族館といった雰囲気です。「金樽イワシ」と呼ばれる、天橋立で仕切られた内海で獲れるイワシの群が形を変え続ける様子やエイが悠々と泳ぐ様をあちこちから見ることができます。常に形を変え続けるイワシは、まるでレオ・レオニ作の絵本「スイミー」の世界の様。角度を変えて京の海を見ながら1Fから2Fへ。
青の世界につい見惚れますが、京都では「ぐじ」と呼ばれる、非常に美味しいあまだいなども展示されていました。
※水槽の反対にも人が。
人馴れしている(?)ペンギンゾーンへ。
様々なペンギンの実寸が描かれた緩やかな坂を登ると、ペンギンゾーンが現れます。こちらのペンギン、非常に人懐っこく、ガラス越しに何かを訴えて来ていました。それぞれが好き放題している感じの、自由なペンギンたち。この日は見られませんでしたが、ペンギンスカイウォークというペンギンたちの足の裏を間下から観察できる人気スポットもあります。
癒しの空間、クラゲゾーン
ミズクラゲを中心としたクラゲゾーン。変わったクラゲも良いのですが、ミズクラゲの浮遊感にただただ癒されました。
その他にも、タカアシガニや伊勢海老、サンゴ礁にいる小さなカクレクマノミやちんあなご、にしきあなごなど…内陸にいながら、多くの海水魚が展示されていました。
交流エリアで金魚あそび。
今回の期間限定の企画展、WOW!金魚あそびは交流エリアで行われていました。「ちゃぷちゃぷ金魚」と名付けられたプロジェクションマッピングや、自分だけの金魚を作れるコーナー、日本一に輝いた大きな金魚、流木や植物との組み合わせが見事な水槽の「京都金魚伝説」など、どこもかしこも金魚だらけな企画展となっていました。
「WOW!金魚あそび」は2018年9月2日(日)までの期間限定の企画。
他のどんな魚よりも身近な金魚を使った企画は、小さなお子様にもわかりやすい、夏休み向けの企画かもしれません。
今回のメインイベント、金魚鉢ソーダ実食!
7月7日(土)からの限定メニュー「金魚ソーダ~金魚鉢付き~」。
かわいらしい金魚鉢型の容器にフルーツカクテルとベリーが入ったドリンクです。容器はお持ち帰りいただけます♪#金魚 #WOW!金魚あそび
☆詳細はこちらhttps://t.co/T6Rg3y607y pic.twitter.com/P5yihI8RC7— 京都水族館【公式】 (@Kyoto_Aquarium) 2018年6月26日
この夏休みの家族サービス、近場の京都水族館に決定した唯一の理由がこの金魚鉢ソーダ。順路に沿って進んだ2Fの交流スペース(WOW!金魚あそびの展示コーナー)を抜け、イルカスタジアムの入口の奥のハーベストカフェで販売されていました。
1個750円(税込)とお高めに感じますが、直径20cm程のプラスティック製の金魚鉢は持ち帰り可能です。購入時に「金魚鉢はお持ち帰りされますか?」と聞いて貰え、必要に応じて持ち帰り用の袋を受け取ることができます。
気になる中身はソーダと冷凍のベリーと缶詰のフルーツカクテル。写真のように氷も多めです。どちらかと言うと、味より金魚鉢という感じ。中身は自宅でも再現可能かもしれません。
見た目の涼やかさ、結露した金魚鉢越しに見えるベリーの赤や黒が表す金魚っぽさ。あれこれ写真を撮るうちに結露がなくなってしまいましたが、氷の多さで冷たさは最後まで保たれていました。残った氷はハーベストカフェの端の飲み残しコーナーに捨て、無事に入手完了です。
WOW!金魚あそびの展示は9/2まで、金魚鉢ソーダは無くなり次第終了予定です。金魚鉢が欲しい!という人は、是非お早めに。同期間中、金魚ソフトクリームという、赤紫のラズベリー味のソフトクリームも販売されています。
また、7/1から販売されているアユの塩焼きドッグも、無くなり次第終了の夏限定味です。
ハーベストカフェのあちこちにはオオサンショウウオのぬいぐるみが飾られていました。ミュージアムショップで販売されている最大のぬいぐるみ(約170cm)も、シートに繋がれていて、自由に触れるようになっていました。
京都水族館や京都鉄道博物館に向かう際は、その時行われているイベントや営業時間をチェックしてから向かってください。
京都水族館から徒歩で行ける寺社は?
京都駅から徒歩で行くことができる、京都水族館。京都駅から向かう途中に立ち寄ることが出来る寺社もあるので、寺社巡り+京都水族館という楽しみ方もできます。
タイミングが合えば、龍岸寺への参拝も。
京都水族館から少し足を伸ばせば、世界遺産の東寺へも歩いて行くことができます。
京都水族館から東寺までは徒歩10分ほど。東寺周辺で聞こえてくる汽笛の音は、梅小路公園内を走るSLスチーム号の汽笛です。
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