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壽延寺 山門に隠れた龍に呼ばれて。

壽延寺 概要

 

名称壽延寺(じゅえんじ)山号興福山
御本尊一塔両尊
(釈迦如来と多宝如来)
安置仏日蓮上人
四大菩薩
四天王
開基円乗院日柔上人宗派日蓮宗
所在地京都府京都市東山区大黒町通松原下る北御門町254
最寄りの公共交通機関京阪電車 京阪本線 清水五条→徒歩5分
拝観時間等7:00~17:00拝観料無料
※観光寺院ではありません。

 

おすすめするポイント

・山門に潜む龍!
・間口の狭い、細長い路地は京都らしさの一つ。
・病気平癒のご利益がある、あらいぢぞう様。

 

覗きたくなる山門は、見上げるべき山門でした。

 

東山区をフラフラ。この辺りはお茶屋さんも多く、本物の舞妓さんや芸妓さんが普段着の着物姿で歩いていることもあり、いつもよりゆっくりと周囲を見ながら散策してる最中に、通り過ぎて立ち止まった、大黒町通(だいこくまちどおり)沿いの山門。

町内のお地蔵さんにしては大掛かり過ぎるし、神社の雰囲気ではないからこの奥はお寺さんかしら…?と思っていたところ、中から出てこられた人が。お尋ねしたところこちらのお寺の方で、参拝はご自由にということで参拝させて頂いたのが、壽延寺(じゅえんじ)です。

 

寿延寺軒瓦

 

軒丸瓦に入れられた壽の文字、その上の花の模様を菊丸瓦でいいのかなぁ?…と思いながら眺め(不勉強な為、違う可能性もあります)、蟇股は?と斜め上を見上げたら、山門の屋根に隠れた場所に顔があるのを発見。

 

 

左側から見た時には龍か鳳凰か…どちらだろう?と思ったものの、右側に回って見上げると、明らかに龍でした。大きなものではありませんが、細かな鱗や口の中、お腹の部分までしっかりと彫られた龍。ひっそりと参拝者に睨みを効かせ山門を守っていました。

 

寿延寺山門

※山門の左側から見上げた感じ。

寿延寺山門

※山門の左側から見上げた感じ、拡大。

寿延寺山門

※山門の右側に移動。

寿延寺

寿延寺山門

 

屋根に挟まれている上、冠木と棟木の間という暗い場所だったため正面から撮ることもできず、龍がどの様な姿勢でいるのかもイマイチ把握出来ず…蟇股のカエルの足の部分が雲か波になっていて、その真ん中で構えた姿勢でこちらを向いている、という感じでしょうか?

現物は写真より迫力と流動感があります、是非角度を変えながら見てみてください。

 

路地に沿ってお詣り開始。

 

山門を潜るとすぐに、大黒様が祀られていました。

 

寿延寺

寿延寺

 

十禅大明神の碑と日蓮大上人御廟所。十禅大明神様はこの地(十禅師の森)を守る地主様だ、と壽延寺の説明に書かれていました。

 

平安時代、この辺りには十禅師の森があり、牛若丸(源義経)と弁慶が主従の誓いを立てた場所と伝えられている。

出典:京都市観光Navi-平清盛の京を歩く-壽延寺

 

壽延寺のすぐ北を東西に横切るのは、松原通。今の松原通、昔は五条通でした。

 

松並木の綺麗な通から「五条松原通」と言われるようになり、後に「松原通」の名前だけが残った。豊臣秀吉が五条の橋を現在の地に架けたことから二筋南に五条通の名前が移った。 つまり、牛若丸と弁慶が出会ったと言われる「五条の橋」は、松原通に架かる橋が正当であり、現在五条大橋西詰におかれている2人の像は二筋南におかれていることになる。
(…中略…)
牛若丸と弁慶の出会ったとされる橋も、鴨川であるとする説の他、鴨川には橋は架かっておらず、沿道の五條天神社の近く、西洞院通に沿って流れていた川に架かっていた橋であるとする説もある。

出典:wikipedia-松原通(京都市)

 

この五条天神社にも、牛若丸と弁慶の出会った地という逸話が残っています。

 

寿延寺

 

全国から病気平癒を願う人が訪れる、あらいぢぞう様

 

日蓮大上人御廟所の横の洗心殿。こちらには諸病平癒の信仰厚い、あらいぢぞう様こと浄行菩薩様。

 

寿延寺

 

参道には、洗心殿があり、浄行菩薩の石像を祀る。通称を「あらいぢぞう」と称し、諸病平癒等で日々全国各地よりの参詣者が多い。

出典:京都観光Navi-寿延寺

 

水の徳で諸病平癒等のご利益のある、通称「洗い地蔵」と呼ばれる浄行菩薩の石像が祀られている。

出典:京都市観光Navi-平清盛の京を歩く-壽延寺

 

洗心殿の前にはご近所の方用の物でしょうか?たわしを置いておく為の棚と長椅子が用意され、何個ものたわしが置かれていました。今でも多くの方がそのご利益を頂いている様子が伺えます。また、直径10㎝程のお線香の束も備えられていました。

※このあらいぢぞう様を洗うたわし、持参しなくても社務所でも販売されていました。

そんなあらいぢぞう様の大祭は、6月1日に行われます。

 

寿延寺

寿延寺

 

あらいぢぞう様の横に、蛇形大弁財天女様と手押しポンプ。特注でしょうか?弁財天と書かれた小さなバケツがいっぱいでした。手押しポンプは今も現役で、しっかりと水が流れました。

 

寿延寺

寿延寺

 

路地の奥の本堂

 

路地を抜けると少し広い本堂前に出ます。本堂には、壽延寺の紹介文が用意されていました。本堂に祀られているのは、一塔両尊(釈迦如来・多宝如来)、日蓮上人、脇には四大菩薩、四天王(持国天・増長天・広目天・多聞天)そのほか諸仏。そして、鬼子母神様と油涌大黒天様。多くの仏様がいらっしゃるお堂だということがわかります。

鬼子母神様と油涌大黒天様は白黒の写真が置かれていました。

 

本堂右奥には傳教大師作と伝えられる、油涌(あぶらわき)大黒天を祀り、門前から南へ続く現在の大黒町通の名称の由来となっている。

出典:京都観光Navi-寿延寺

寿延寺

 

本堂に対して直角に建っているのが、妙見堂。開運北辰妙見菩薩様が祀られています。こちらの妙見堂にも詳しい説明がなされ、特に眼病に効果がある、と紹介されていました。

 

寿延寺23

寿延寺

寿延寺

 

壽延寺でいただいた御首題と御朱印

 

ご住職はご不在で書き置きのものでしたが、ご子息でしょうか?非常に若い、学生さんらしき方に丁寧に御対応頂きました。「将来、いい声で読経されそうだな」という印象の方。左側が御首題。右側の「洗心」の御朱印は、あらいぢぞう様の印になるようです。

 

 

壽延寺には3回ほどお詣りさせて頂いていますが、これまで境内で出会った全ての方から挨拶をされているのが、非常に印象的です。あらいぢぞう様を慕って通われている方々の優しさなのだろうと思います。

 

※壽延寺さんは観光寺院ではありません。寺務所が閉まっていることもあります。
※信仰して通われている方のご迷惑にならないよう、お詣りください。

 

観光寺院ではない為、お詣りしながら色々確認したくとも、京都・観光文化検定試験の公式テキストブック(増補版)にも掲載されておらず、本堂前の紹介文とスマホで見られる京都市の観光用サイト京都観光Naviだけが頼りとなってしまった壽延寺の参拝
それでも、間口の狭さや路地の奥に本堂があるのも京都らしさの一つ。思わず覗き込んだ先で頂いた、素敵な出会いに感謝しながら。また山門の龍を眺め、拝観終了です。

 

寿延寺

 

浄行大菩薩大祭に行ってきました。【追記】

 

6月1日、壽延寺で行われた浄行大菩薩大祭に出向いてまいりました。

14時半を目指して向かった壽延寺。周囲にはすでに読経が漏れ聞こえ、幕が張られた山門と合間って「大祭」という意気込みが感じられました。境内には個人のサイトをコピーしたものを握りしめたご婦人や一眼レフを抱えた方、近所の方、私のようにスマホを抱えた方、お子さん連れなど…多くの人。

 

壽延寺山門

 

壽延寺の細長い境内の、あらいぢぞう様の前の通路で読経が行われていた為、読経が終わるまで本堂側へは行けませんでした。この日初めて日蓮宗のお寺でお経を聞いたのですが、見たことのない鳴物(楽器?)を鳴らしながらの読経で、かなりの迫力でした(もしかしたら護摩供の為のお経かもしれませんが、その辺りは私には聞き分けることができませんので、ご了承を)。過去に訪れた護摩供などに比べ、読経する方の人数が多かったり距離が近かったり鳴物が多かったり…と、色々な要因は考えられますが、大迫力でした。

 

壽延寺浄行大菩薩大祭

※読経の後

読経が終わり、お坊さん方が一度あらいぢぞう様の前を離れられたタイミングで本堂へお詣り+急いで護摩木を頂き、祈願を記入しました。この時、本堂前ではぜんざいの接待が行われていたようで、接待を受けている方もいらっしゃいました。

 

壽延寺護摩木

 

時間にして10分経つか経たないか…程でお火焚きが始まりました。境内にいた人全員の背中をさすり歩く、若いお坊さん。檀家でもない私もさすって頂きました。厄落としか何かだと思いますが、詳細を聞くことはできませんでした。

護摩木を焚べながらのお火焚きの間中、ずっと続く読経と煙が登らないようにするためだろう、近隣への配慮の水撒き。街中でお火焚きを続けていくことは、本当に色々な苦労が絶えないだろう…ということが伺えました。

 

 

護摩木を焚べ終わり、炎が小さくなり、お坊さんたちが再び本堂の方へ移動され、お火焚きは終了しました。お火焚き後もう一度本堂へお詣りをして、近くにいた方とお話をし、私の浄行大菩薩大祭は終了しました。

 

ちなみに、壽延寺の山門の斜め前の焼きそばやさん、以前連れて行ってもらったことがあります。オーダー方法が「紙に書いて渡す」というちょっと変わったスタイル。このオーダー方法がわかりにくいかもしれませんが、味と昔ながらの雰囲気がオススメ、開いていたら是非。

 

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