お願い

参拝・巡礼・観光は、通勤通学近隣住民を優先し、
現地では掲示されたルールを守ってください。
撮影禁止拝観不可等新たなルールが追加されていることがあります。

吉祥院天満宮 最初に作られた天満宮!?

吉祥院天満宮 概要

名称 吉祥院天満宮
(きっしょういんてんまんぐう) 
創建 934年(承平4年)
主祭神(天満宮) 菅原道真公
御祭神(吉祥院) 吉祥天女、菅原清公卿、菅原是善公、伝教大師、孔子
境内(外)社/摂社・末社 白太夫社 松梅社 吉野社 琴比羅社 秋葉山 稲荷社 弁財天社
主なご利益 知恵 能力開発 受験合格 学業成就 諸芸上達 家内安全 厄除け開運 渡航安全 福徳招来 大願成就
所在地 京都府京都市南区吉祥院政所町7
最寄りの公共交通機関 京都市営バス 吉祥院天満宮前→徒歩5分 西大路九条→徒歩10分
JR西大路駅→徒歩15分
吉祥院天満宮の境内には保育園が併設されています。また、地域の子供たちや高齢者の方々の集いの場ともなっています。参拝の際はご配慮をお願いいたします。

菅原道真公が生誕から18歳まで住んだ地はココ!?

菅原道真公が生誕から18歳まで暮らした地と言われている吉祥院天満宮(きっしょういんてんまんぐう)は、京都市南区の住宅街の中にあります。他の観光寺院や観光地から少し離れたところにあるため観光客らしき方はあまり見かけません。ですが京都十六社巡りの一社に名を連ねているため、リュックを背負った寺社巡り好きらしき方は時々見かけます。私の中で吉祥院天満宮は、地元の人と道真公好きな人や通な人が訪れる神社という印象です。

よく子供たちが遊んでいて賑やかな吉祥院天満宮の境内ですが、この日は小雨模様。流石に貸し切り状態でした。

この吉祥院天満宮は菅原家ゆかりの道真公誕生の地であるこの地に朱雀天皇の勅命により創建された、最初の天満宮と言われています。

菅原道真の曽祖父・土師古人(はぜのふるひと)が平安遷都に際し天皇の供として入京し賜った地でここに邸を構えた。祖父の代に菅原へ改姓。

出典:wikipedia-吉祥院天満宮

菅原道真公の誕生の地は吉祥院天満宮の他にもあちこちに生誕の地という説が残っていますが、この地が曽祖父からの所縁の地ということならば、かなり信憑性が高い気がします。

吉祥院天満宮 ※左側のベージュの建物は、隣接する吉祥院保育園。

吉祥院天満宮 ※左側のベージュの建物は、隣接する吉祥院保育園。

吉祥院天満宮には3ヶ所の鳥居がありますが、今回は社務所の前の鳥居から。授与所は境内にありますが、社務所はこの鳥居の道路を挟んだところにあります。拝殿は鳥居の奥の左手の文章院と書かれた建物の奥にあります。

天満宮 拝殿

吉祥院天満宮の天満宮。天満宮前にはいつもの京都市設置のこま札があったのですが、なぜか異様に高い位置にあり、上を見上げて読まなければいけませんでした。

吉祥院天満宮

吉祥院天満宮 駒札

こちらは菅原道真公をお祀りしている、天満宮。天満宮と言えば牛。狛犬の前に狛牛さんがいらっしいます。こちらの狛牛さんたちは阿吽ではありませんが、優しい目をした狛牛さんたちです。

吉祥院天満宮狛牛

吉祥院天満宮狛牛

 

狛牛さんたちの奥には、狛犬さんが。こちらはしっかり阿吽です。吉祥院天満宮の狛犬さんは存在を主張するような尻尾が可愛らしいです。

狛牛さんも狛犬さんも、なぜか向かって左側だけ苔むしていました。隣に生えている木の関係だと思いますが、あまりの違いに驚きました。

吉祥院天満宮狛犬

狛犬さんの奥に拝殿があります。祇園造というのでしょうか?拝殿のガラス越しにお詣りをします。比較的新しく綺麗な拝殿です。ガラス越しに覗き込んだところ、この日は七五三の授与品が並んでいました。

雨がレンズに付いていたのでしょうか? 本殿上がピンクがかった、不思議な写真が撮れました。至る所に梅紋があり天満宮らしさを感じるのですが、屋根の上の瓦にもしっかりと梅紋がありました。

吉祥院天満宮拝所

地名の由来 吉祥院

境内には、吉祥院があります。

祖父・菅原清公が遣唐使として唐へ向かう途上(もしくは帰国時)、嵐に遭遇しながらも吉祥天女(きっしょうてんにょ)の霊験により難を逃れ、以降菅原家では吉祥天信仰となる。

清公が帰国後もしくは道真の父・菅原是善が、この地の自邸内に祀り吉祥院とした。これが地名の由来ともなる。

出典:wikipedia-吉祥院天満宮

宝珠が乗った吉祥院。こちらには吉祥天女 菅原清公卿 菅原是善公 伝教大師 孔子が祀られています。この吉祥院天満宮がある辺りの地名は、京都府京都市南区吉祥院と言います。この小さな院が及ぼした影響の大きさが伺えます。

菅原道真公の幼名の一つは吉祥丸であった。

出典:wikipedia-吉祥天

吉祥院天満宮吉祥院

吉祥院天満宮吉祥天女

境内社と境外社

吉祥院天満宮の境内社は、拝殿の左手に五社、少し離れたところにお稲荷様があります。裏手にあるので、廻り込んでください。

この境内社の五社の屋根瓦の軒先瓦の丸い部分には巴紋と梅紋が入れられています。

吉祥院天満宮境内社

そして、境外社の弁財天社。東側の鳥居の近くにあります。道路を挟んですぐのところなので、道順次第で、吉祥院天満宮に参拝するよりも前にこちらの弁財天社に立ち寄ることになるかもしれません。

吉祥院天満宮弁財天社

菅原公が使ったとされる、井戸と胞衣(えな)塚

吉祥院天満宮には、井戸が所あります。

境外社の弁財天社の横にある、鏡の井。この鏡の井は、鏡の代わりに顔を写した、と言われていたと言われています。

吉祥院天満宮鏡之井

そして、東側の鳥居の横にある、産湯の井。字の通り、産湯に使われたのはここにあった井戸の水だったのでしょう。こちらは、社伝に基づき再現されたものだそう。

吉祥院天満宮産湯之井

実は菅公が使ったと言われる産湯の井は他にも2ヶ所の神社にもあり、タイミング次第で拝見することができます。。

菅大臣神社 菅原道真公誕生の地、二箇所目。
菅原道真公誕生の地と言われる神社の2つ目として訪れたのは、菅大臣神社。どちらが先とかどちらで生まれた?なんてことを考えるのは野暮なこと。純粋に「へー」と楽しんで参りました。※2018年6月30日、茅の輪くぐりの茅の輪の写真、追加しました。
菅原院天満宮神社。産湯の井戸、三箇所め!
京都御所の西横にある、菅原院天満宮神社。こちら、菅原道真公が生まれた地と言われる天満宮です。天満宮だけじゃないご利益に驚きながら、賑やかな雰囲気を満喫してきました。広くない境内、何故か例えるとしたら「賑やか・華やか」私はそう感じました。そして、あの井戸も!

拝殿前の狛牛と狛犬の間の飛び石を進んだところにある、硯之水。菅原道真公が少年時代に習字にこの水を使ったと伝わっています。この水で習字の練習をすると、字が上達するとか。

吉祥院天満宮硯之水

拝殿の正面辺りにある、胞衣塚です。以前は朱色ではなかった木の囲いが、今回朱色に塗られていました。中の石、是非近づいて覗いてみてください。

吉祥院天満宮菅公胞衣塚

吉祥院天満宮菅公胞衣塚

※胞衣塚の説明と吉祥院

菅原道真公の胞衣塚は、この吉祥院天満宮以外でも見たことがあります。

日向大神宮 京の伊勢 京都からお伊勢さんを拝む遥拝所
日向大神宮 京の伊勢と呼ばれる日向大神宮は時が止まったような空間と静寂に包まれた神社です。境内神社まで参拝すると、多くの神様にご挨拶をすることが出来ちゃいます!

日向大神宮の山肌に、菅原道真公の胞衣所がありました。まさか、へその緒を分割してあちこちに…なんてことはないと思いますが、生誕の地もあちこちに説がある菅原道真公なので、胞衣塚があちこちにあっても仕方ないのかな?と思います。

菅大臣神社 菅原道真公誕生の地、二箇所目。
菅原道真公誕生の地と言われる神社の2つ目として訪れたのは、菅大臣神社。どちらが先とかどちらで生まれた?なんてことを考えるのは野暮なこと。純粋に「へー」と楽しんで参りました。※2018年6月30日、茅の輪くぐりの茅の輪の写真、追加しました。

 

七五三仕様…でした。

吉祥院天満宮は、通常、神馬の像とキティちゃんの像があるだけなのですが(キティちゃんお守りなども販売されています)、この日はその他の像が境内のあちこちに置かれていました。

干支のものや手作り感のあるものなど、多種に渡っています。

多分、七五三で吉祥院天満宮に来る子供たちのためなのだろう、と思います。通常はここまで飾られていないので、これらの像がみたい!という方は、七五三の時期に訪れてください。

吉祥院天満宮境内

吉祥院天満宮境内

 

吉祥院天満宮で、夏越しの大祓

吉祥院天満宮では毎年6月25日の菅公御誕辰祭並びに安産祈願祭から6月30日の夏越しの大祓(なごしのおおはらえ)までの間、境内に茅の輪が設置され、茅の輪くぐりをすることが出来ます。吉祥院天満宮では茅の輪の手前に説明書きが用意されているので、説明を見て言葉を覚えてからくぐることができます。

吉祥院天満宮茅の輪くぐり

時期に関わらず茅の輪くぐりが出来る神社もある様ですが、京都では茅の輪は夏越しの大祓の時期にしか見かけません。茅の輪をくぐりをして水無月を食べると「さぁ、いよいよ蒸し暑い、京都の夏が来る!」と実感します。

半年間無事に過ごせたことへの感謝と残り半年の無事を願う夏越しの大祓。茅の輪が設置される時期は旧暦で行われていたり新暦で行われていたりと、神社により多少ズレがあります。大祓神事に参加出来るタイミングで神社に伺ったなら、少し時間を取ってでも参加してみてください。

 

2019年 お正月の名残が残る、吉祥院天満宮へ

2019年1月14日。16時前に辿り着いた、吉祥院天満宮。境内にはまだまだお正月の雰囲気が残っており、可愛らしいイノシシが出迎えてくれました。

吉祥院天満宮20190114

吉祥院天満宮 20190114

吉祥院天満宮 20190114

吉祥院天満宮 20190114

京都十六社朱印めぐりについてと西大路七福社ご利益めぐりの案内。京都十六社朱印めぐりは2月15日まで、西大路七福社ご利益めぐりは2月末までと、この日は御朱印めぐりの期間中。専用の袋を下げた人が何人も社務所で順番待ちをしていました。

吉祥院天満宮 20190114

吉祥院天満宮 20190114

吉祥院天満宮は参道の桜も見事。

吉祥院天満宮の前を通りがかった2019年4月7日。右側(東側)の公園の桜が参道まで枝を伸ばしていて、参道が見事に桜に囲まれていました。境外社の弁財天社から見るのが一番綺麗かもしれません。

吉祥院天満宮 20190407

吉祥院天満宮 20190407

吉祥院天満宮 20190407

吉祥院天満宮 20190407

社殿の前には桜は咲いていないのですが、摂社の横には控えめな桜が咲いていました。吉祥院天満宮の神様から見た春の景色。この日は休憩所の中で子供達が遊んでいました。

吉祥院天満宮社殿から見た風景 20190407

吉祥院天満宮社殿から見た風景 20190407

吉祥院天満宮 20190407

吉祥院天満宮 20190407

一番見応えがあるなぁ…と思ったのは、帰り道。桜の奥が社殿ではないのは少し残念な気もしますが、これはこれで綺麗な景色です。

吉祥院天満宮 20190407

吉祥院天満宮 20190407

2021年の桜の様子。

伺ったのは2021年3月27日。暖かな土曜日ということで、隣の広場では子供達が遊び、付き添いのおばあさんらしき方の姿も。参道は5〜7分咲きという感じ。

吉祥院天満宮 20210327

吉祥院天満宮 20210327

鳥居の奥の保育園までの道は3〜5分咲きといった所でしょうか?2021年の京都は個体差の激しい咲き方をしている気がします。

吉祥院天満宮 20210327

吉祥院天満宮 20210327

 

吉祥院天満宮で拝受できる御朱印

吉祥院天満宮でいただける御朱印は、二種類です。海上山 吉祥院という名は、この御朱印で初めて知りました。吉祥天女の上の記号(絵)も気になります。また次回、伺った時に聞いてみたいと思います。

吉祥院天満宮でいただける御朱印

交通の便が非常にいいと言うわけでもなく、周囲に大きな観光寺院がある訳ではないのですが、毎月10日に吉祥院ガラクタ(骨董)市が行われていたり、春季大祭や夏季大祭には国の無形文化財に指定されている『吉祥院六斎念仏』が行われたりと、何度も訪れたくなる神社です。

おたべ本店まで、徒歩10分程です。

京都土産 京都生まれじゃない私が、多くの人に渡したい時に選ぶお土産
京都生まれじゃない私が、帰省の時に選ぶお土産の中でも、リピート率が高い『大勢に配る時に選ぶお菓子』をご紹介。美味しいもの、綺麗なお菓子がいっぱいある京都でも、買いやすさや値段に拘ったお土産をご紹介。
<京都半日散策>西大路七福社ご利益めぐり 2019年亥の年。
京都市右京区の西院駅周辺に用事があったこの日、正午過ぎには用事も終わり、時間が余ってしまいました。そこで、思い立ったが吉日!とばかりに、西大路七福社ご利益めぐりをして来ました。一度お詣りした神社さんに関しては本殿のみのお詣りにしました。どれくらい時間がかかったのか?を検証して見たいと思います。所用時間の目処を立てると、気軽に参加できませんか?

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