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長楽寺 2019年春の京都非公開文化財特別公開へ。

長楽寺 概要

名称長楽寺
(ちょうらくじ)
山号黄台山
御本尊准胝観音菩薩像(秘仏)脇侍/安置仏
御前立本尊
弁才天像 布袋尊像
准胝観音菩薩/阿弥陀三尊像
開山最澄宗派時宗遊行派
札所洛陽三十三所観音霊場
所在地京都府京都市東山区八坂鳥居前東入円山町626番地
最寄りの公共交通機関京阪電車 京都線 祇園四条駅 → 徒歩約25分
阪急電車 京都線 河原町駅 → 徒歩約30分
京都市営バス 祇園 → 徒歩約15分
拝観時間等9:00~17:00
※毎週木曜休館
(特別拝観中は除く)
拝観料(通常)500円
2019年 春の京都非公開文化財特別公開(長楽寺)
開催期間
拝観受付時間
4月26日〜5月10日
9:00~16:00
拝観料大人 800円
中高生 400円
2019年 天皇陛下御即位記念 秘仏御本尊御開帳
開催期間
拝観受付時間
令和元年5月1日(水)~6月16日(日)
9:00~16:00
拝観料大人 600円
中高生 300円

 

円山公園の奥、平家物語ゆかりの古刹へ。

 

四条通の東端、祇園の中でも多くの観光客が集まる八坂神社と円山公園。その八坂神社の南楼門の前の道を山側に向かって進んで行くと、正面に長楽寺の山門があります。

長楽寺 看板

長楽寺 円山公園の柵沿いに建てられた看板

 

2019年5月現在のGoogleマップ上では八坂神社の南楼門の前の道から長楽寺へどのように入るのかわかりにくい状態ですが、Googleマップ上でカーブしている所にはGoogleマップには書かれていない、長楽寺と大谷祖廟への入り口があります。

 

春の京都非公開文化財特別公開期間中とは言え、八坂神社周辺の喧騒を思うと、この辺りは別世界のような生命力溢れる木々と静けさ。徒歩数分の間という短い時間の中で起こる風景の変化も、長楽寺の魅力の一つかも知れません。この階段の先が長楽寺の山門です。

長楽寺への参道

長楽寺への参道 Googleマップ上でカーブしている所。左手に大谷祖廟北門。

 

山門前ではなくこのカーブにある階段を上がった所に、京都市設置の駒札が立てられています。この辺りから一気に木々が密集し、作為的ではない自然を感じることができます。

長楽寺 駒札

長楽寺 駒札

 

長楽寺 山門を潜り、境内へ。

 

長楽寺の山門。山門横には長楽寺の全景図があり、境内の様子が細かく描かれていました。私が伺ったこの日は山門前に長机が出され、御朱印の申込用紙と鉛筆が置かれていました。番号が記入された申込用紙に名前と欲しい御朱印の種類(通常御朱印or特別御朱印)、拝受の仕方(持参の御朱印帳に直書きor1枚ものの御朱印)を選びチェックを入れて、庫裏で拝観料と一緒に手渡し、料金を支払う方法。拝観中に書いていただき、帰り際に受け取ることができるので、時間の無駄がありませんでした。(※通常の御朱印の拝受方法は未確認です。)

長楽寺の山門

長楽寺 山門

 

全景図を見ると、とてつもなく大きな境内に見えます。数時間かかるのでは…?と尻込みしそうになりましたが、のんびり回っても1時間ほどあれば見て回れる広さでした。

長楽寺案内図

長楽寺案内図

 

庫裏は階段の途中の左側にあり、本堂に向かう際には絶対に前を通ることになるので、「どこで御朱印を拝受できるのか?」と迷うことはありません。

長楽寺の山門

長楽寺 山門

 

長楽寺 本堂で御本尊の准胝観音様との縁結び

 

山門から階段を登りながら庫裏前→客殿前と道なりに進むと、正面に少しずつ長楽寺の本堂が見えて来ます。木が茂っている季節に伺うと、木々の合間に見え隠れする…という言葉がピッタリな本堂です。

長楽寺の境内本堂への階段

長楽寺 境内本堂への階段

長楽寺境内本堂への階段

長楽寺 境内本堂への階段

 

この本堂も京都市指定有形文化財になっている、歴史的価値の高いものです。

長楽寺本堂の説明

長楽寺本堂の説明

 

階段を上がるとすぐに大きな角塔婆が立てられていて、本堂の御本尊と結ばれた五色の糸が結び付けられ、御本尊との縁結びを願う、五色の糸待ちの人が数人並んでいました。

長楽寺本堂から伸びる五色の糸

長楽寺本堂から角塔婆に伸びる五色の糸

 

長楽寺 秘仏の御開帳

 

伺ったこの日、御代替わりの秘仏公開と同時に2019年春の京都非公開文化財特別公開が行われており、本堂内部で今回の特別公開の説明を聞いてきました。

2019年 春の京都非公開文化財特別公開(長楽寺 本堂内)で聞いてきたこと
・起源は平安時代まで遡る。桓武天皇の勅命により最澄を開基として建てられた。
・御本尊の准胝観音菩薩様は最澄が唐と日本の間の海峡で暴風雨にあった時に三宝の救護を祈ったところ、二頭の龍に乗った観音様が現れ最澄の懐に飛び込んで暴風雨が静まった。
・御本尊の准胝観音菩薩様は最澄自ら刻んだ。
・勅願所として古来より多くの天皇が帰依してきたので、御即位式及び御厄年のみの御開帳とされて来た。
・准胝観音菩薩様の手が多いのは、多くの人を救うため。
・御本尊が入っている御厨子は徳川家康の孫の指示によるもの。
・御厨子の開かれた扉で隠れているところには、2頭の龍が施されている。開いた面には朱雀や白狐が施されている。
・左側に布袋尊像。三国の土を使って作られた、焼かれていない泥造のもの。泥造のものがそのまま保存されているのは、珍しい。
・長楽寺の布袋尊像は日本の模範像となっている。
・京都の旧家ではかまどの上に布袋尊像を祀っている様子を見ることができる。

そのほか向かって右の弁財天、慈母観音、普段は御前立として祀られている准胝観音菩薩像。左側には法然上人の像が祀られており、それぞれの紹介がされました。今回は特別公開で厨子の扉が開けられた状態だったため、厨子の扉の表に描かれた2頭の龍を見ることは出来ませんでした。

本堂の中は撮影禁止でしたが、インターネット上では今回の特別公開を紹介するニュースに使われた多くの写真が掲載されており、特別拝観の時よりもしっかりとそのお顔を確認することができます。

エラーページ - 産経ニュース
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長楽寺 境内散策へ。

 

本堂での説明を聞き、御本尊の秘仏 准胝観音像や御前立・泥像の布袋尊像を拝見した後、収蔵庫へと促されたので、境内の散策をしながら収蔵庫へと向かいました。

本堂横の梵鐘。江戸時代より市民に親しまれてきたという長楽寺の梵鐘、年末の除夜の鐘は一般の人も撞くことができるそうですが、この日は流石に「鐘をつかないでください」と書かれた札が掛けられていました。

長楽寺 梵鐘

長楽寺 梵鐘

 

梵鐘と向かい合うように立つ、建礼門院御塔。

源平戦のあと、元暦2年(1185)5月1日建礼門院がこの寺に入り阿証房印誓につき御髪をおろさせられた名残の御髪塔ともいい、また読みもの系平家物語に、女院は貞応2年(1223)春鷲尾に於て67才を以て遷化されたとも亦鷲尾に御遺骨を納めたとも伝わります。

出典:長楽寺 公式サイト-長楽寺 収蔵品

公式サイトに書かれている「鷲尾」。現在、長楽寺の南西には鷲尾という町名が残っています。実際にこの建礼門院御塔に御髪や遺骨が納められているかどうか確認されているのかはわかりませんでしたが、建礼門院とこの辺り一帯との繋がりの象徴のように、静かに溶け込んでいる御塔。

長楽寺 建礼門院御塔

長楽寺 建礼門院御塔

 

梵鐘と建礼門院御塔の間を通り、階段を数段下がったところにあるのが、平安の滝。滝と言っても岩肌を豪快に水が流れている訳ではありません。残念ながら現地の駒札も色あせており、解読不可能な状態。ですが、駒札からは「御修行々場」「名水」の文字を読み取ることができます。また滝の奥の石が積まれた壁には石仏が掘られたものが使われている上、周囲にも多くの石仏や石柱が立てられ、見上げれば筒状のものを通り真ん中辺りに水が落とされています。今でも実際に滝行を行うことができる形状が保たれていることから、厚く信仰された大切な場所であることがわかります。

長楽寺 滝

長楽寺 平安の滝

 

季節柄でもあるとは思いますが、柵の中は足元のかなり近いところ、向かって左側から蛙の鳴き声が絶えることなく聞こえてきました。飛び出して来たら対応できないので遠巻きにあちこちの穴を覗き込んでいたのですが、その姿は確認できませんでした。

長楽寺 平安の滝

長楽寺 平安の滝

 

本堂の出口とされていた場所の正面辺りに、収蔵庫がありました。収蔵庫の中でも収蔵品の説明を聞くことができました。建礼門院御影が源氏の目を憚り隅で黒く塗り隠されていたことがあるため黒くなっているとか安徳天皇御影が天皇の御影としては珍しく遊んでいる姿のもの…辺りまではしっかりと聞いていたのですが、重要文化財の一遍上人像に見入っていたところ、多くの説明を聞き逃してしまいました。

長楽寺寺宝展

長楽寺寺宝展

 

収蔵庫の前の道を山の方に向かうと、徳川慶喜ゆかりの水戸烈士墓所、尊攘苑があります。竹林と雑木林…と言った感じでしょうか?ある程度整備されていますが、木々の勢いに負けている感じが否めませんでした。

長楽寺に生えていたたけのこ

長楽寺 たけのこ

長楽寺 墓地図

長楽寺 墓地図

 

山の形状と石を組み合わせた階段を登っていくため、途中で水が浸み出し、蛙が大合唱をしている場所や傾斜が急な場所もありました。距離は短いのですが、平らで汚れても大丈夫な靴で向かわれることをオススメします。

長楽寺山腹の外史橋からの景色

長楽寺 山腹の外史橋からの景色

 

その後、室町時代に相阿弥が足利八代将軍義政の命により銀閣寺の庭を作る時、試作的に作ったと伝えられる庭園でも説明を聞き、お庭を眺めたところで今回の拝観を終了しました。

長楽寺 相阿弥作の園池

長楽寺 相阿弥作の園池

長楽寺の相阿弥作の園池

長楽寺 相阿弥作の園池

 

長楽寺の御朱印と御開帳限定御朱印

 

最初に預けておいた御朱印帳。帰りに長楽寺の庫裏に立ち寄り、受け取って参りました。

長楽寺の御朱印

長楽寺 御朱印

長楽寺の限定御朱印

長楽寺 限定御朱印

※御朱印は変更となる可能性があります。

今回、2種類の御朱印を頂いたのですが、通常の御朱印の方が朱印を押しただけで墨書きがされていない状態だったのを引渡しを担当されていた女性が見つけ、慌てて墨書きをしてくださる…という珍しい経験をいたしました。受付及び引渡しの女性+男性僧侶3人で御朱印を担当されていたこの日。14時半ごろの到着で600番台という…それでも笑顔で墨書きを追加していただきました。平日で600番台、大型連休だった2019年のゴールデンウィーク期間中、1日何枚の御朱印を書かれたのだろう?と思うと、本当に頭が下がる思いです。

 

 

今回の特別拝観では、文化財を守るために大きな荷物やリュックは前で持つようにという注意がなされていました。また、信仰上の観点から脱帽を促していたのも良いアナウンスだと思います。

 

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