桃山天満宮 概要
名称 | 桃山天満宮 | 創建 | 応永元年 |
主祭神 | 菅原道真公 | ||
境内社/摂社・末社 | 厳島社 老松社 白太夫社 紅梅殿 | ||
所在地 | 京都府京都市伏見区御香宮門前町 | ||
最寄りの公共交通機関 | 京阪電鉄 伏見桃山駅/近鉄京都線 桃山御陵前駅 徒歩約3〜5分 |
御香宮神社の参道の途中にある、天満宮。
・京都駅からのアクセスが良い
・御香宮神社と一緒にお詣り出来る
御香宮神社(ごこうぐうじんじゃ/ごこうのみやじんじゃ)の参道を本堂に向かい歩いていると、東側に天満宮と書かれた鳥居が現れます。桃山天満宮(ももやまてんまんぐう)です。御香宮神社の敷地内にあるので摂社・末社のように思ってしまいますが、もともとは別の場所で祀られていた天満宮なので、摂社や末社ではありません。

桃山天満宮 へお詣り
桃山天満宮は御香宮の隣にあったお寺の僧侶が夢に見た菅原道真公と、数年後に贈られた画に描かれていた天満天神様が同じ姿であったため、自分の学問をまもってくださる神として祀ったことが始まり、と言われています。
歴史と共に移動を繰り返した桃山天満宮が御香宮神社の敷地内に遷宮したのは、昭和44年。まだ50年も経っていないのにここまで馴染んでいることに、驚きです。
入り口には洛南保勝会による説明が書かれています。残念ながら、京都市のこま札はありませんでした。
そして、この説明の奥、鳥居をくぐった左手に伏見城で使われていたという、伏見城跡残石が無造作に転がっています。石垣の一部だったのでしょうか?結構大きな石ですが、この看板がなければ何の石だからわからない状態です。どこに使われていた石だとか、もう少し丁寧な説明が欲しい所です。
桃山天満宮の鳥居の中
鳥居をくぐると右側に、天満宮らしく牛が居ます。桃山天満宮の牛は一頭。可哀想に、角が取れてしまっています。角が取れてしまうほど、撫でられたのでしょう。角が取れている以外は、筋肉質で口をしっかり結んだ、なかなか意思の強そうな牛です。
そしていつもの狛犬さんたち。風格の割に愛嬌のあるお顔です。左側の「吽」担当の狛犬さんで、三社連なる境内社が隠れてしまいました。隠れてしまったのは、老松社・白太夫社・紅梅殿の三社。後ろの大きめな一社は、厳島社。
右側の「阿」担当の狛犬さんと控えめに水盤。後ろの社務所らしき建物は、開いている時に伺えたことがありません。もしかしたら、祭事の時にしか開いていないかもしれません。
桃山天満宮 本殿
拝所から幣殿・本殿を拝みます。社殿手前の拝殿は、金札宮と同じく、床がないスタイル。拝所の上には牛の親子らしき彫刻が彫られていました。
横から見ると良くわかるのですが、複雑に屋根が重なっていて、重厚な作りとなっています。桃山天満宮のある御香宮神社も、この形の社殿です。
何度か伺っているにも関わらず、しっかりした社殿の写真がありませんでした。これは多分、また伺わねばならないということでしょう。
桃山天満宮 御朱印
桃山天満宮の御朱印は、御香宮神社の授与所で拝受することが出来ます。書き置きではなくその場で記入していただきました。驚く程シンプルですが、これはこれで味があって良し、ですね。
近鉄電車京都線は京都駅で乗り換えが可能なため、比較的スムーズに移動が出来ます。伏見は酒どころ。日本酒関連のイベントが多く行われています。イベントに合わせての参拝も良いですね!
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