・ご住職自ら描かれる御首題の絵の種類が無限大!
圓常院 概要
名称 | 圓常院 (えんじょういん) |
山号 | ー |
御本尊 | 不明 | 脇侍/安置仏 | 不明 |
創建 | 龍雲院日純上人 | 宗派 | 本門法華宗 |
札所 | ー | ||
所在地 | 京都市上京区寺之内通大宮東入妙蓮寺前町873 | ||
最寄りの公共交通機関 | 京都市営地下鉄 今出川/鞍馬口 → 徒歩約17分 京都市営バス 堀川寺之内 → 徒歩約3分 |
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拝観時間等 | ※1 | 拝観料(通常) | 無料 |
※1 公式TwitterやFacebookにおいて御朱印受付日時、問い合わせ先などを公開されています。
大本山の境内にある圓常院。
京都市上京区にある圓常院。本門法華宗大本山の妙蓮寺の境内に山門がある、妙蓮寺の塔頭寺院です。どちらかと言うと普通の塔頭寺院、歴史的に有名なお寺という訳ではありません。
ですが、一部の方の間では非常に有名なお寺。と言うのも『ご住職が描かれる絵入り御首題の種類が非常に豊富なお寺として、御朱印を特集した本で紹介されているお寺だから』。御朱印をいただくことをメインとして寺社巡りをされている方には嬉しいお寺なのではないでしょうか?
と言うことで、今話題の圓常院さんへ。圓常院は妙蓮寺境内の東側に並ぶ5つの塔頭寺院の南から4番目。
幕に隠れていましたが、しっかりと圓常院の扁額も。
圓常院 境内の様子。
山門から続く石畳を歩くと、すぐに玄関に辿りついてしまう距離。ですが、見所はしっかりと用意されていました。
まず一番目立つのが赤球石霊験(せっきゅうせきれいげん)大明神様の祠。山門と玄関の中間辺りに建っています。こちらには赤球石霊験大明神というなの通り、赤い石が鎮座していました。この石は非常に霊験あらたかかもしれない、という石です。
ここに産する赤い霜降りの牛肉のような石は、生き返りを防ぐパワーがあると信じられてきました。
それが転じて、こぶ、塊、ふきでもの、できものが再発しない、沈静化する、こぶ取りに効果があると言われるようになりました。
最近ではガン封じの口コミがあります。
患部をさすって赤珠石を撫でて行かれる方があります。
これでガンが消えたり、病状が良くなったりするとは断言できませんが、民間信仰の奥には、なにか得体の知れないパワーが秘められていることが多いのです。出典:法華宗 圓常院 日蓮宗
霊験あらたかだったらなんだか申し訳ない…ということで、祠だけ撮影させて頂き、そっと手を合わせてお詣りいたしました。現物は現地でどうぞ。
祠の足元は何だかおめでたい感じ。大黒様に鶴と亀、お正月から縁起が良いなぁ…とパチリ。
鯛と万両も縁起が良いです…が、どう頑張っても鯛の口から万両が出ている感じにしか撮影出来ず…。
布袋様も大集合。縁起物いっぱいという感じの境内です。
圓常院 中の様子と頂いた御首題。
玄関から中に入れて頂くと、すぐの部屋で御首題を描かれているご住職と先客がいらっしゃいました。どうやら何度も参拝されている方のようで、希望された絵柄の御首題をお願いされていた模様。用意されていた椅子に座らせて頂き、順番を待ちました。畳の上や棚の辺りには、それまでに描かれてきた絵入り御首題の見本とご住職が表紙を描かれたのであろう御朱印帳などが置かれていました。
最初の参拝なので絵のない御首題をお願いし、その間に御首題を書かれている部屋の奥の部屋へ通して頂き、御本尊にお詣りさせて頂きました。中央に日蓮上人の坐像、釈迦如来像(?)に他の仏像…?少し暗めのお部屋でお詣りをさせて頂いたことと私の知識不足で細かいところはよくわからず…。それでも「南無妙法蓮華経」を3回お唱えさせて頂きました。
お詣りを終え元の部屋に戻り御首題を頂き、500円をお渡しした所で次の方が見え、今回の参拝は終了です。
圓常院のご住職は圓常院だけではなく妙蓮寺をはじめとして他のお寺の御朱印や御首題も描かれています。御首題だけでも頂けるようなので、是非問い合わせて見てください。
ツイッターを拝見しているだけですが、様々なことに取り組んでいらっしゃる、非常に博識な方のよう。これからも新しいことをされるのではないかと思われます。
本当は妙蓮寺も一緒に拝観を…と思っていたのですが、公式サイトでお正月は休業日となっていた為、本堂でお詣りだけさせて頂き拝観はまたの機会に。またの機会ができたことで、圓常院への再訪も確定です。
願わくば、次までに圓常院さんの仏像や縁起に関する書面が出来ていたらなぁ…と勝手なことを願った、帰り道でした。
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