大将軍神社 東三條社 概要
名称 | 大将軍神社 東三條社 | 創建 | 794(延暦13)年 |
主祭神 | 素盞嗚尊 相殿 関白藤原兼家 |
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境内社/摂社・末社 | 荒熊稲荷社 隼社 白龍弁財天社 天満宮 |
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主なご利益 | 京都守護 無病息災 厄除け 災難除け | ||
所在地 | 京都市東山区三条大橋東3丁目下ル長光町640 | ||
最寄りの公共交通機関 |
平安京の内裏の東南を守る、大将軍神社東三條社へ。
京都市東山区。観光地も近く交通量、行き交う人も多い東山区の三条通から少し南に入ったところに、大将軍神社東三條社があります。大将軍神社東三條社は何度か伺っているのですがほぼ毎回貸切で参拝出来ている、稀な神社でもあります。岡崎周辺で用事を済ませた後で伺うことが多いので、大体東の鳥居から参拝スタートとなります。
東の鳥居を入った身が南側には天満宮と白龍弁天社があります。天満宮の入口では、小さめで可愛い雰囲気の撫で牛さんが出迎えてくれます。
東側の鳥居の北側。絵馬が掲げられているのですが、歳月の影響を受けて薄れてしまっているものもあります。
石碑、神馬像、隼社が境内の東側に並びます。隼社といえば中京区の元祇園梛神社を思い起こすのですが、境内社の由来等細かな説明は見当たらなかったので、関係性はわかりません。
大将軍神社東三條社 本殿と拝殿
境内の真ん中に鎮座する拝殿。2018年の台風21号で倒壊した拝殿も復興して数年経っており、しっかり場に馴染んでいます。
拝殿は囲われていますが比較的距離が近いため、綺麗な格天井を間近で見ることが出来ます。
大将軍神社の本殿。こちらに祀られているのは、素盞嗚尊と藤原兼家公。
794年(延暦13)平安京造営の際、桓武天皇が大内裏鎮護のために都の四方に祭祀した大将軍神社の東南方角の一つ。(…中略…)藤原兼家の東三条殿はこの周辺にあったが応仁の乱で荒廃、現在では当社境内に東三条社として名跡を留めている。
出典:京都観光Navi-大将軍神社-
歴史上「将軍」と呼ばれた人は何人もいると思いますが、ここで言われる大将軍は方位の神様のこと。平安京造営の際に大内裏を守るために作られた神社であることがわかります。
大将軍(たいしょうぐん、だいしょうぐん)は陰陽道において方位の吉凶を司る八将神(はっしょうじん)の一。魔王天王とも呼ばれる大鬼神。
出典:wipikedia-大将軍(方位神)-
大将軍神社(大將軍神社)、大将軍社は、神社の名称。方位神である大将軍神を祀っていたが、明治に祭神の変更を経た場所であることが多い。
出典:wikipedia-大将軍神社-
現在京都市内で本殿に大将軍を祀っているのは、大将軍神社東三條社と上京区の大将軍八神社。大将軍神社東三條社が大内裏の東南を守るのに対して、大将軍八神社は北西を守っています。
改めて大将軍神社東三條社の本殿。拝所の唐破風の下の蟇股には立派な龍が鎮座しており、木鼻の彫刻も力強い象鼻と獅子鼻です。拝所の西側には御神木もお詣り出来るようになっています。
大将軍神社 東三條社 西の鳥居周辺
大将軍神社 東三條社の西の鳥居の両横には手水舎と荒熊稲荷社があります。実は荒熊稲荷社も台風で倒壊したため、朱色がまだまだ綺麗なお稲荷さんです。伺った日は手水と稲荷社の前に花が添えられていました。両方とも手水鉢、お賽銭箱本来の用途を遮ることのないあしらい方でとても好印象。
荒熊稲荷社は2023年、とても残念なことが起きてしまいました。早く戻られることを願います。
大将軍神社東三條社でいただいた御朱印
大将軍神社東三條社の社務所は通常閉まっています。御朱印をもらいたい方はTwitterでお知らせされる開所予定を確認後に参拝してください。その時取り扱われている御朱印も合わせて告知されます。
私がいただいてきた御朱印は以下の三種類。本殿の大将軍神社のものと境内社の天満宮と稲荷社のもの。一番シンプルなものをいただいてまいりました。大将軍神社東三條社といえば大銀杏の葉に切り抜かれた両面サイズの御朱印が人気だったのですが、大銀杏の御朱印はTwitterの告知では見たことがありません。是非現地でお問い合わせください。
境内の端から全体を見るとこんな感じ。御神木の大きさが群を抜いています。
ということで西側の鳥居から帰る訳ですが、実は西から入った方がいいのではないかと思っています。理由は由緒や駒札、境内図が西側にあるから。手書きの境内図は少し色あせておりいつまで見られるかな?と思わなくもないのですが、味があるのでこのまま残してもらいたいと思います。
満足稲荷神社は左京区ですが、徒歩圏内。ぜひ一緒に参拝を。
鴨川方面へ向かうと、三条通沿いに「だん王」の石碑があります。檀王法林寺は通常は本堂は非公開ですが、日によって堂内に上がらせていただけるので、是非確認の上ご参拝ください。
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