・公式サイトから様々な授与品購入可能。なんと幟まで購入可!
・境内の末社には代表的な三神も。
満足稲荷神社 概要
名称 | 満足稲荷神社 (まんぞくいなりじんじゃ) |
創建 | 文禄年間 |
主祭神 | 倉稲魂命(うかのみたまのみこと) | ||
境内社/摂社・末社 | 天照大御神 大国主大神 猿田彦大神 | ||
主なご利益 | 商売繁盛 病気平癒 出世開運 | ||
所在地 | 京都市左京区東大路仁王門下ル東門前町527-1 | ||
最寄りの公共交通機関 | 京都市営バス 東山仁王門 → 徒歩すぐ 京都市営地下鉄 東西線 → 徒歩約5分 |
伏見桃山城から東山三条へ移って来たお稲荷さん。
京都市左京区にある満足稲荷神社。東大路通沿いにあるため、通り掛かりに見たりバスから見かけたりという人も多い神社だと思います。ただの稲荷神社ではなく、「満足」と冠がついたお稲荷様。「満足」と言ったのは、豊臣秀吉公と言われています。
創建の由来は、豊臣秀吉が文禄の役(1592年)の戦勝を稲荷大神に祈願したところ、霊験が著しかったことから伏見城の守護神として稲荷社を祀ったのが始まりと伝える。社名は秀吉が稲荷大神の霊験に「満足」したことが由来だとされる。
出典:wikipedia-満足稲荷神社–
今回の参拝は、本殿正面の南側の鳥居から。この南側の鳥居も東大路通からすぐです。
鳥居の横の御祈祷と御神徳の案内。年季が感じられる見た目。書かれている内容は現地でご確認いただければと思いますが、なかなかに重厚感のある文面です。
満足稲荷神社 鳥居の中へ。
境内に入るとすぐ左手に立派な神馬の像。結構大きな石の上に居らっしゃるので、隅の方とは言え、目立ちます。
コロナ禍のため、水は滴っているものの手水は使用不可の状態。
朱塗りの鳥居(写真なし)の下辺りから。立派な舞殿の前にも狛狐さん。舞殿の真ん中には干支の描かれた絵馬が置かれていました。
そんなに大きな舞殿ではありませんが、覗き込んだ天井は、見事な折り上げ格天井。満足稲荷神社を崇敬する方々の思いの強さを感じます。
満足稲荷神社 本殿と末社へお詣り。
舞殿奥の本殿。秀吉公所縁だからでしょうか?豪華な雰囲気溢れる本殿となっています。唐破風の上には拝殿の棟、その奥に本殿の棟と思わしきものが見受けられます。本殿に祀られているのは、当然ですが、倉稲魂大神。こちらの倉稲魂大神が秀吉公を満足させたお稲荷様です。秀吉公といえば立身出世や天下統一のイメージが強いですが、天下統一により戦国の世を終わらせた人、ということも出来ます。境内の雰囲気は非常に強く濃い感じなので開運や立身出世は勿論ですが、平和への願いも聞いていただけそうな気がしました。
本殿前から東へ続く石畳の上を歩き、社務所から続く建物を曲がるとすぐ末社があります。少し奥まっているので見落としがちですが、こちらには天照大御神様、大国主大神様、猿田彦大神様が祀られています。日本の神様の中でも群を抜いて有名な方々ですので、忘れることなくお詣りしたいところ。またこの末社の前には藤棚があるので、季節によっては立派な藤の花が見られるかもしれません。
岩神さんと御神木のもちの木。
岩神さんともちの木。岩神「さま」ではなく「さん」と記載したのは、現地で岩神「さん」と書かれていたため。満足稲荷神社の岩神さんは身近なのかもしれません。岩神さんを正面から撮影するのはなんとなく気が引けたため、避けるように狛狐を撮影。上手く満足稲荷神社の旧跡を示す石柱も映り込みました
耳が丸い狛狐さんは珍しいなぁ…と現地では思っていましたが、こちらの狛狐さん、コン吉ツネ松と名付けられ可愛がられている狛狐さんの二代目のようです。
横から見るとこんな感じ。岩上さんのご利益はしっかりと説明されているので、安心してお詣り出来ます。
大きすぎて写しきれなかった御神木。境内の西側、東大路通沿いに立っている為、バスの中からや通り掛かりでも見ることが出来ます。
東大路通沿いの二の鳥居から入った所にいらっしゃる狛狐さん。公式サイトによると満足稲荷神社には6組の狛狐さんがいらっしゃるそうです。
玉垣に掲示されていた年中行事と由緒要略。年中行事もコロナ禍ではあくまでも予定になってしまいますが、参考に。
東大路通沿いの二の鳥居から境内を出て、今回の参拝は終了です。西を走る東大路通は循環バスも通る大きな通りなので、二の鳥居の撮影はこの角度のみ。実はこれ、バス停でバス待ちをしている最中に撮った写真です。満足稲荷神社は本当にバス停からすぐなので、迷うことなく辿り着けると思います。
東大路通沿いの玉垣に掲げられた看板。何の知識がなくても立ち寄りたくなる内容になっているのではないでしょうか?
満足稲荷神社 御朱印
通常の御朱印と疫病退散と書かれた御朱印符。授与所には御朱印帳や幟、日本手拭いなど、魅力的な授与品が多く置かれていました。日本手拭いが本当に魅力的だったのですが、あちこちで求めすぎている為に今回は我慢しました。
2021年8月現在、黄色の御朱印符は満足稲荷神社の公式WEBSTOREでも頂くことができます。
御朱印を書いていただいている間何か感じるな…と思い後ろを見たら、そこには狸。お稲荷さんでまさかのたぬき。肩身が狭いのでしょうか?隠れるように佇んでいました。見かけた方は是非「大丈夫だよ」と声をかけてあげてください。
京都は秀吉公が都市整備をした関係で秀吉公所縁の神社仏閣が多くあります。その中には秀吉公を神として祀る神社も。秀吉公所縁の地巡りをするのも開運に繋がるかもしれませんね。
徒歩圏内には、大将軍神社東三條社も。大将軍神社東三條社は東山区ですが、数分で辿り着けます。
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