暖かい日が多かった2023年3月の京都。例年より早く咲くかな…?と思っていた東寺の不二桜、3月21日の弘法市の日は咲き始めの状態でした。
ですが、翌日は25℃を超え、その後も20℃前後の日が続き、壁の上に出たソメイヨシノが一気に花開いたことを伝えてくれた24日の東寺。ソメイヨシノが咲くということはソメイヨシノより早く咲く不二桜も咲いているということ。急いで夜桜ライトアップに出向いて参りました。
2023年3月24日は金曜日でしたが、まだ桜の時期としては少し早かったからでしょうか?いつもより人が少ない印象を受けながらの夜桜ライトアップ。ユキヤナギも咲き始めていました。
そして、大好き不二桜。ここ数年元気になってきた印象を受けていましたが、思い思いに伸びた枝がなんだか野性味溢れる印象を与えている気がします。
夜桜ライトアップはライトの影響が非常に大きく、満開なのかどうかの見分けが難しいのですが、2023年の不二桜は24日〜26日辺りが満開だったのでは?と思います。暖かかったけれど前日の23日は雨天だったため、散っている花弁も此処其処に。この日は三脚を持った人は少なめだったのですが、リフレクション写真が撮れる場所はやっぱり人だかりが出来ていました。
それでも前日からの天気の影響か、人は思ったよりも少なめ。比較的のんびり庭園の桜を見て回ることが出来ました。五重塔全体と桜を撮る人が多くいる五重塔の北側はずっと誰かが立ち止まり写真を撮っている訳ですが、五重塔の南側、壁と五重塔の間は桜と塔の距離が近いにも関わらず訪れる人が少なく、私の中では穴場的な場所。塔全体をしっかりと写すのは難しい狭さですが、見上げたらそれなりに素敵な写真が撮れると思う場所です。
今年の夜桜ライトアップも金堂・講堂共に中に入ることが出来ました。入ってゆっくりお詣りする人は少ないので、時間がある人は混み具合を見計らってお詣りするのもいいかもしれません。金堂へ続くソメイヨシノの道はまだ五分咲きと言った感じでしょうか?
帰り際、入り口側を向いて撮った不二桜。やっぱり以前の上品さから野性味あふれたたくましさを備えた気がします。
東寺 夜桜ライトアップ 20230330
いつもより早く目覚めた2023年3月30日。これは行くしかないでしょ!と仕事前に東寺さんへ。不二桜もソメイヨシノも色濃い朝の東寺。不二桜は見頃を過ぎたところ、ソメイヨシノは満開と言った感じでしょうか?
開演前の庭園。青空と桜はやはり好印象ですね。この日を逃したら今年はもうないな、という判断をし、まずは仕事へ。
2023年3月30日の夜桜ライトアップは本当に人が多く、どこを撮っても人が入り込んでしまう状態が閉園まで続きました。譲り合って撮影できればいいのですが、それでも移動する人が写ってしまうほど。去年からずっと撮り直ししたかったソメイヨシノと不二桜のこの写真も、3周ほど歩き回って人がいないタイミングが一瞬だけ訪れた時にようやく撮ることが出来ました。
ずっと一眼レフを構えていた人が移動されたのでそのあとに行ってみたら、こんなに多くの桜と五重塔が。スマホでもこんなに綺麗に撮れたので、一眼レフならば尚更でしょう。
この日は春休みということもあり海外の方や家族連れも多かったのですが、やはりマナー違反の人も多く。設置されたロープは踏まれて弛んで意味を成さないものになっていました。
20230409 不二桜の様子と限定御朱印
東寺御影堂への毎月のお詣りのために訪れた、2023年4月9日。境内では遅咲きの桜以外はほとんど散り、多くの桜は既に葉桜に変わっていました。
この日は月参りの他にも目的がありました。それは立教開宗1200年の御朱印をいただくこと。いつもの食堂で500円、和紙への書き置きの御朱印でした。東寺真言宗は立教開宗1200年とのことで、東寺真言宗の公式サイトでは特別法要の案内がされています。限定御朱印の授与期間の詳細はわかりませんが、立教開宗1200年にあたる2023年の間は大丈夫ではないかな?と思っています。
大きさがおかしくなってしまいましたが、宝物館のお土産コーナーでは宝物館で展示されている千手観音立像が印刷された両面見開きサイズの御朱印が用意されていました。一度にいただける量は10枚と指定されていました。東寺さんの御朱印は書置きのものでも文字は墨書きされているため、ほんのり墨の匂いがします。食堂でいただける立教開宗1200年の御朱印は、GW限定の若草色の台紙に変更されていました。
過去の夜桜ライトアップはこちらから。不二桜の全盛だった頃、健気に復活する様子がわかります。
東寺の御朱印まとめはこちら。