お願い

参拝・巡礼・観光は、通勤通学近隣住民を優先し、
現地では掲示されたルールを守ってください。
撮影禁止拝観不可等新たなルールが追加されていることがあります。

雙林寺-日本最初祈祷道場-

雙林寺 概要

名称 雙林寺 山号 金玉山(きんぎょくざん)
正式名称 霊鷲山沙羅雙樹林寺法華三昧無量壽院 御本尊 薬師如来
開基 最澄 宗派 天台宗
札所 京都十二薬師霊場 第7番
所在地 京都府京都市東山区鷲尾町527
最寄りの公共交通機関 京阪電気鉄道 京阪本線 祇園四条駅 → 徒歩約20分
京都市営バス 祇園/東山安井 → 徒歩約7分
拝観時間等 9:00〜16:00 拝観料(通常) 本堂入堂参拝料 200円

雙林寺 京都十二薬師霊場巡礼の第7番

京都市東山区にある雙林寺。丸山公園やねねの道と言った人気観光地を眺めながら坂を登った先に、雙林寺があります。雙林寺は京都十二薬師霊場巡礼の第7番札所、今回は京都十二薬師霊場巡礼の一環として参拝しました。

雙林寺 入口 20230518
雙林寺 入口 20230518

東大谷参道へと続く道との境のように敷かれた石とお百度石。ここからが雙林寺の境内、という感じでしょうか?寺標には「圓山葛ヶ原 大聖歓喜尊天 雙林寺」「眞葛ヶ原 楠辨財尊天」と彫られていました。

[2] 京都東山の西側のふもと、知恩院三門付近から円山公園をはさみ双林寺・八坂神社に至る台地一帯の古称。

出典:コトバンク-真葛原

今では京都でも有数の人気観光地となったこの辺りも昔は葛が茂る草原だったのであろうことを指すかのような地名ですが、京都市内で生活している中でこの辺りを葛ヶ原と呼んでいるのは、未だ嘗て聞いたことはありません。

雙林寺 20230518
雙林寺 20230518

京都市の駒札。この駒札はそれぞれ設置された場所により内容の濃度が違うのですが、雙林寺さんの駒札は見事だなと思うほどまとめられている感じがしました。

雙林寺 駒札 20230518
雙林寺 駒札 20230518

雙林寺 境内の雰囲気

雙林寺は山の中腹にあるため緑豊かな雰囲気ですが、石畳の西側は砂利で墓石やさんの名前の彫られていない墓石と事務所、東側は灯篭や草木が茂るという少し独特な感じがありました。本堂あたりから振り返るとこんな感じで見事に分かれています。

雙林寺 境内 20230518
雙林寺 境内 20230518

境内の途中には傳教大師の童形像。見ての通り、灯篭多めです。

雙林寺 傳教大師童形像 20230518
雙林寺 傳教大師童形像 20230518

雙林寺 本堂前〜本堂拝観

改めて、先程の到着時の写真。実は本堂前で手薬煉を引いて待っている存在が写り込んでいました。

雙林寺 本堂前 20230518
雙林寺 本堂前 20230518

近づいたら寄って来てくれました。とても人懐っこい猫ちゃん。ご住職に伺ったところ「野良猫です」とのことでしたが、毛質の感じなどからどこかで手入れをされている感じがしました。とにかくスリスリしてくるのですが、ゴロゴロ言い出すまでには3分ほど時間を要したと思います。

雙林寺 20230518
雙林寺 20230518

猫好きな人にはたまらない甘え具合ではあるのですが、野良猫なので絶対待っていてくれるかどうかは運次第。この日は次の方が来るまで5分近くスリスリされていました。

階段を上がり左手から声をかけ、誘導されるまま右手に廻り中に入れていただきました。受付にはその時点でいただくことができる御朱印も掲示されていました。

雙林寺 本堂 20230518
雙林寺 本堂 20230518

雙林寺さんのお薬師さま、遠目からの拝顔でしたがずっしりとした雰囲気。ずっしりとした雰囲気なのは肉髻が大きいからでしょうか?お顔は少し微笑んでいらっしゃるような優しいお顔。最澄自作とも言われているお顔は公式サイトで公開されています。

今回の最大の目的は京都十二薬師霊場巡礼のためだったので、御朱印をいただき少しお話をさせていただいて、今回の参拝は終了です。実は雙林寺の公式サイトの雰囲気がキッチリしていたので少し緊張していたのですが、ご住職も御本尊と同じくとても柔らかな雰囲気の方でした。

雙林寺 本堂 20230518
雙林寺 本堂 20230518

雙林寺でいただいた御朱印 3種

先述の通り、京都十二薬師霊場巡礼として伺ったため、通常いただける御朱印と京都十二薬師霊場巡礼専用の御朱印帳にいただける御朱印の3種類をいただきました。せっかくなので聖天様の御朱印と版画で作られている施無畏印の御朱印、それと京都十二薬師霊場巡礼の御朱印です。

雙林寺 御朱印2種 20230518
雙林寺 御朱印2種 20230518
京都十二薬師霊場巡礼 第七番 雙林寺 20230518
京都十二薬師霊場巡礼 第七番 雙林寺 20230518

持病平癒地蔵尊

雙林寺からの帰り道、隣の石屋さんのその西に、お堂を見つけました。こちらのお地蔵様についても、雙林寺さんの公式サイトで詳しく説明されていますが、現地にも真言付きで説明がなされていました。今回の巡礼のきっかけは知人の病気平癒祈願でしたので、こちらのお地蔵様にもお詣り。

雙林寺横 地蔵堂20230518
雙林寺横 地蔵堂20230518

雙林寺さんの公式サイトによると、日本最初祈祷道場ということで毎月祈願護摩をされているとのこと。また、非公開の聖天様の御祈祷の浴油供も月に2回なされている、と書かれていました。特に聖天様のコンテンツは内容が充実していて、読む側の疑問に答えてくださっていると思います。是非参拝前にご一読されることをおすすめします。

飛地境内、西行庵

帰り道に改めて飛地境内の西行庵。西行が終焉を迎えたと言われる場所は全国あちこちにあるような気がするのですが、ここもその一つ。通常は非公開です。

西行庵(京都) 20230518
西行庵(京都) 20230518
西行庵 20230518
西行庵 20230518

西行庵のお隣には、芭蕉堂。こちらは今はレンタル着物店の中にあり、着物をレンタルしなくても見ることが出来ます。

芭蕉堂 20230518
芭蕉堂 20230518

コメント

タイトルとURLをコピーしました