佛光寺 概要
名称 | 佛光寺(ぶっこうじ) | 山号 | 渋谷山(汁谷山) |
御本尊 | 阿弥陀如来(重要文化財) | 創建 | 建暦2年(1212年) (寺伝) |
開基 | 親鸞 | 宗派 | 真宗佛光寺派 |
所在地 | 京都府京都市下京区高倉通仏光寺下ル新開町397番地 | ||
最寄りの公共交通機関 | 京都市営地下鉄 烏丸線 四条駅 5番出口→徒歩4分 阪急電鉄 京都線 烏丸駅→徒歩5分 |
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拝観時間等 | 9:00~16:00 | 拝観料(通常) | 無料 |
四条通りと五条通りの間。
京都の中心部を東西に走る四条通りと五条通りの間にある、唯一の二車線の道路の高辻通りとその北側にある東向き一方通行の佛光寺通りに挟まれて、真宗佛光寺派本山 佛光寺があります。高辻通りは四条を避けるために通る車が多く、平日でも混雑していることがあります。
そんな高辻通りを歩いていると、高倉通りと東洞院通りの間の少しカーブになった所に、佛光寺の看板が上がっています。
高辻通りから覗いた佛光寺境内。そのまま通り過ぎると毎月書き換えられる標語。公式サイトでは現在の標語だけではなく、過去の標語も掲載されています。基本的に優しい言葉使いの標語で、法話とは違うので、言葉通り素直に捉えるのが良さそうです。
高辻通りと高倉通りの交差点を北上すると阿弥陀堂門が開いていました。1分もあれば歩き終わってしまいそうな高倉通り沿いに、阿弥陀堂門、御影堂門、勅使門、玄関門と4つもの門が並びます。阿弥陀堂門や門扉には、豪華な彫刻や寺紋が施されていました。
門も建物も明治時代に建てられたものなので、京都の中では古い方ではありませんが、重厚な雰囲気が本山らしさを一層醸し出しています。
※阿弥陀堂門
御影堂門の肘木と呼ばれる部分にあたるのでしょうか?建築に関しては知識がないので不確かですが、白く塗られた組物が複雑な作りを美しく見せてくれています。
御影堂門を見上げていたら、鳩が数羽飛んできました。思い思いの所に止まった鳩は、寒さから身を守るかのように丸くなっていました。お寺や神社に鳩がいるのはよくある光景なのですが、こうやって飛んで来ると、出迎えられた様で嬉しくなります。
※御影堂門
佛光寺 境内
佛光寺の境内は砂利が敷かれ、歩くたびにザクザクと心地良い音がします。街中ですが余計な音があまり聞こえて来ないのは、手前のカーブでほとんどの車が速度を落とすからでしょう。近くに小学校もあるのですが、この日は日曜、砂利を歩く音の他は聞こえて来ないほど、静かな空間でした。
阿弥陀等と御影堂の間に植えられた、秩父宮・高松宮・三笠宮によるお手植えの桜。その桜の中に、京都市の駒ふだが建てられていました。しだれ桜が満開になった頃には、桜に覆われてしまいそうな駒札。
佛光寺の桜は枝垂れ桜の中でも少し色が濃いのではないでしょうか?東洞院高辻の角にある病院の桜と合わせて、街中にいることを忘れるほど見事に咲き乱れます。
佛光寺 お堂へお参り
写真の奥にあるのが阿弥陀堂、手前側は御影堂です。阿弥陀堂門は阿弥陀堂の、御影堂門は御影堂の前辺りにあります。参拝したこの日は、どちらのお堂もお参りすることができました。ナイロン製の手提げ袋が用意されていたので、靴を持ってお堂の中へ。
障子を開けてお堂にはいると、正面の一面だけが驚くほどの金色で統一されていました。建物外観とのギャップは、息を飲むほど。親鸞聖人坐像にお目通りをした後、本堂である阿弥陀堂へ。阿弥陀堂も正面は金一色。多分その金色に統一されていることにも何か意味があるのでしょうが、理由まではわかりませんでした。
阿弥陀堂では丁度、お寺の方が厨子の扉を閉じて回っていらっしゃりました。
20年ほど前、佛光寺から1分程度のところに住んでいた私。佛光寺といえば、私の中では梵鐘の音と朝に鳴いている鳩、高辻通り沿いに毎月書かれる言葉と猫と通り抜けのイメージ。佛光寺周辺にお腹を撫でろとばかりに人を見つけると道路に寝転ぶ猫が居たため、猫のイメージが強く残っています。まだ寺社仏閣に全く興味がなかった当時の私は、よく境内を通り抜けに利用していました、ごめんなさい。
近年はマルシェの会場になったことがあったり、境内に企業と京都造形芸術大学によるコラボショップ&カフェがオープンしたりと、より多くの人が訪れるお寺に変わったようでしたが、当時感じていた整然とした雰囲気が残っていて、嬉しく感じました。
佛光寺 法語印
佛光寺でいただくのは、法語印と言われる参拝記念の印。高辻通りから入ると正面に見える建物の寺務所でいただくことができます。
佛光寺では平日には書き置きの絵入り法語印がいただけて、人気となっているようです。また、この絵入り法語印、現在は3か月に一度変更されているため、リピートする人も多いとか。
今回、私が伺ったのは土曜日、絵入り法語印は配布されていなかったので、通常の法語印です。また平日にタイミングが合えば、絵入り法語印をいただきたいと思います。
2019年1月、通りがかりに再訪し、絵入り法語印を頂いてきました。一緒に頂いた『響流』とは、という法話が書かれた紙…(この会話、したことあるわぁ…)と反省いたしました。
佛光寺の最新情報は佛光寺Facebookページにて更新されています。法要などで法語印の受付停止を停止される時などもFacebookページでお知らせされます。
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