・洛陽三十三所観音霊場の巡礼地の中でも交通の便の良いお寺。
正運寺 概要
名称 | 正運寺(しょううんじ) | 山号/院号 | 長栄山/佛照院 |
御本尊 | 阿弥陀如来像 | 脇侍/安置仏 | ー |
開基 | 飯田直景 | 宗派 | 浄土宗 |
札所 | 洛陽三十三所観音霊場 第26番札所 | ||
所在地 | 京都市中京区蛸薬師通大宮西入因幡町112 | ||
最寄りの公共交通機関 | 阪急電鉄 京都本線 大宮駅 → 徒歩約5分 京都市営バス 四条大宮 → 徒歩約5分 |
||
拝観(開門)時間等 | 6:00~16:00 | 拝観料(通常) | ー |
霊場巡りで正運寺へ。
京都市中京区、四条通から急に細くなる大宮通を北上した所に、正運寺というお寺があります。この辺りは数件のお寺が集まっている印象があったのですが、大きく門戸を開いているお寺はない印象でした。そんな四条大宮を北上した理由は一つ、正運寺が洛陽三十三所観音霊場の第26番札所だから。
ということで、辿り着いた正運寺。しっかりと山門の前に柵がされていて、一瞬怯んでしまいました。
柵の前には正運寺が十一面観世音菩薩様を祀るお寺であることを示した石碑。山門から続く壁の潜戸で洛陽三十三所観音霊場の巡礼で伺った旨を伝え、「どうぞ」という返事を頂き、境内へ。
山門の中は至ってシンプル。潜戸から一番近い位置に庫裏、山門正面に本堂、庫裏と向かい会う所に観音堂、観音堂の横に鎮主社が建てられていました。
境内は砂利と石畳が敷かれ、「無駄がない」「シンプル」という印象。街中にありながらも清々しい気分になります。観音堂の前にはびんづる様が2人。2人いるのは珍しいなぁ…と思いながら、頭がよくなることを祈って、頭を撫で撫でさせて頂きました。
観音堂の中を少し覗かせていただいたのですが、薄暗く細かな所はわかりませんでした。真偽のほどは定かではありませんが、絶対秘仏だという説もあります。
この寺に祀られている1尺2寸の十一面観音菩薩像は運慶が大和国長谷寺の十一面観音菩薩像と同じ木で作ったものである。絶対秘仏でいまだに一度たりとも御開帳されたことがない。この十一面観音菩薩像にお参りした身重の女性がこの寺で無事に子供を出産したことがあり、それ以来「安産寺」とも呼ばれている。
出典:wikipedia-正運寺(京都)
他に参拝されている方はおられず、ずっと独り占めだった正運寺。本堂と観音堂へ外からお詣りを済ませた所で今回の参拝は終了です。
正運寺でいただいた御朱印。
正運寺でいただいた御朱印。洛陽三十三所観音霊場巡礼専用の御朱印帳にいただいて参りました。観音堂正面にある庫裏でいただいたのですが、庫裏の中も境内と同じく整然としており、また御対応いただいたご住職も落ち着いた印象の方でした。
実は潜戸から真っ直ぐに庫裏へと伺い、先に御朱印をいただいた後、「観音堂にお詣りしてもよろしいでしょうか?」とお伺いをしてからお詣りさせていただいたという、私には珍しい順番となった正運寺。巡礼以外で御朱印をいただけるかどうかは不明です。
コメント