夏の間、京都市各所で行われている京の七夕。
以前はひっそりと行われていた感のある京の七夕ですが、徐々に認識されつつあります。そんな京の七夕の協賛事業の1つ、鴨川納涼に出向いてきました(神社に伺ったのですが、社務所が閉まっていたので欲しかったお守りを拝受できなかったのです…)。
普段は鴨っぷる(夕方〜夜にかけ、鴨川沿いに等間隔で座っているカップル)で埋まる鴨川河川敷も、イベントの日はカップル+αの多くの人たちで埋まります。最高気温が39度を超えた2018年8月5日、17時前の三条近くの鴨川。
なぜか外国の方が鴨川の真ん中で涼んでいて、かなり目立っていました。
実はこの辺り、平成30年7月豪雨で河川の氾濫が心配されていた場所のすぐ近く。
※2018年7月5日のライブカメラの様子のスクリーンショット
京都府河川防災カメラ 鴨川三条大橋のライブカメラ↓
多少傷跡残る鴨川河川敷で行われたのが、この鴨川納涼です。
鴨川納涼の見所
鴨川納涼は、鴨川河川敷の中でも三条大橋~四条大橋間の右岸河川敷の遊歩道になっている場所で、毎年8月の第1土、日に行われます。
例年は見かけないパネル…豪雨の爪痕を隠しているのでしょうか? 今年は四条通に近い方にテントが多く貼られていましたが、例年は三条側も多くのテントが貼られています。
お目当は、京都ふるさとの集い連合会のテント群
この鴨川納涼のテント群、わかりにくいのですが、何個かのエリアに分けられています。京都の伝統産業をPRしていたり、河川・環境美化に関する啓発がされていたり。そんな中でも一際目立つのが、京都ふるさとの集い連合会のテント群。京都ふるさとの集い連合会は、京都●●県人会という団体の集まりです。
京都はふるさと連合が盛んな地区で、40都道府県以上の県人会があり、それぞれが独自の活動をしているのですが、鴨川納涼や年末の駅伝の応援の際には多くの県人会が一堂に会し、各都道府県の名産品などの販売をしています。2018年の鴨川納涼には36道府県が出店していました。地元のお店を呼んだり協賛を得たりと、全国の地域に根付いたものが食べられる、またとないイベントの1つです。
今回私が購入したのは京都福井県人会のおろし蕎麦と岐阜県人会の明宝ハム。岩手県人会だったと思うのですが、イカ焼きも美味しくいただきました。そして、京都青森県人会のホタテに多くの人が列をなしていたような…記憶が少し曖昧ですが、見て回るのも大変なほどの人出。
友禅流しのデモンストレーションを見て来ました。
日もくれた頃、鴨川の中で友禅流しのデモンストレーションが始まりました。勿論、見ていてもよくわからないのですが、中央あたりに設置されたステージ上でされている説明を聴きながら見学。
この中央ステージには観覧席も用意されて様々な催し物が行われていました。さらにもう1つの小さなステージでも多くのパフォーマンスが行われていて、趣味やスクールなどの発表の場としても使われているようでした。
帰りがけに四条大橋から。川床の灯も合間って、賑やかな夏の夜の風景となっていました。
2015年の鴨川納涼の様子
実は鴨川納涼は毎年に近いほど訪れているイベント。毎年同じような光景なため写真は少ないですが、美味しいものはいっぱいでした。
鴨川納涼は2日間だけですが、京の七夕イベントとして、仏光寺通~御池通間の鴨川河川敷は、8月10日までライトアップされています。賑やかなお店がない分、大人の雰囲気で楽しめそうです。
京の七夕はほぼ毎年行われているイベントです。時期が近づいたら更新される情報は、公式サイトでご確認ください。
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