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出雲大神宮 元出雲 -本殿周辺のみ-京都府亀岡市

丹波の国の一之宮 京都市周辺も見所満載。たまには京都市外へ。

 

京都市に隣接する京都府亀岡市に、出雲大神宮という神社があります。

「出雲大神宮行くし、一緒に行こ。あそこは元出雲やからな、行っとかなあかんで。」と師匠の観光タクシーのドライバーさんに呼び出されたのは、2月。

元稲荷・元出雲・元伊勢と、神様もあちこちお忙しいよなぁ、と思いながらも、小雪ちらつくあいにくの天候の中、師匠が運転するタクシー(貸切)でお詣りして参りました。

 

鎌達稲荷神社 西寺跡にある元稲荷!? 陰陽師との繋がりも。
鎌達(けんたつ)稲荷神社は西寺跡にある静かなお稲荷様。そこに鎮座している鎌達様は霊験灼たか、奇跡を起こしてきたそうです。観光寺社を一通り廻ったら、静かで歴史あるお稲荷様は如何ですか?

 

出雲大神宮は、丹波の国の一之宮として、長い歴史を持つ神社です。

 

一宮(いちのみや)とは、ある地域の中で最も社格の高いとされる神社のことである。一の宮・一之宮などとも書く。

出典:wikipedia-一宮

 

ある地域という説明にあるように、全国のあちこちに一之宮は存在しています。社格と言うと格とはなんぞや?と神様から怒られてしまいそうですが、各地に残る一之宮はその地元の人から一之宮として大切にされ、深く信仰されてきた神社だということは間違いはないでしょう。

 

出雲大神宮 境内へ

 

出雲大神宮は御影山の山麓にある神社です。入り口には社殿創建千三百年記念事業として、綺麗な大鳥居ができています。

私は大鳥居が出来上がる平成28年10月より少し前に伺っているため、大鳥居の写真はありません。

 

出雲大神宮奉賛のお願いの看板

 

出雲大神宮石柱

出雲大神宮由緒

 

出雲大神宮境内案内図出雲大神宮は、御影山がご神体であり、御影山山中も磐座のある所までお詣りすることができます(その奥は神域のため、入山不可)。この日は悪天候と師匠の年齢的な問題で(70歳手前+過去に数度登拝済み)、ご神体の御影山への登拝は断念しました。

京都市右京区の松尾大社にも磐座はあるのですが、松尾大社では一人での登拝は出来ません。出雲大神宮も松尾大社も、磐座への登拝は社務所に届けてから向かいます。禁足地があるので、社務所でしっかりと説明を聞いてから登ってください。

授与所や社務所の方々は、言わばその神社のプロ。手間に感じることもある届け出の際に、社務所の方のおすすめポイントなどを聞いてから登るのも、隠れスポットなどを逃さない方法の一つです。

 

出雲大神宮 本殿横〜本殿前

 

寒い中、梅の花が咲いていました。本殿の左手に、奥から大黒 恵比寿社、朱い鳥居が夫婦岩、手前が手水舍、手水舎の横には真名井のいずみと並んでいます。

 

出雲大神宮社務所前から

 

大黒 恵比寿社

 

梅に彩られた大黒様と恵比寿様。社殿創建千三百五年を記念して建立されたということで、まだまだ新しい大黒様と恵比寿様でした。後ろに小さく写っているのは、納札所。お札を納めたら、お詣りしましょう。

 

出雲大神宮大黒社周辺

 

夫婦岩

 

なんとなく、鳥羽の夫婦岩に雰囲気が似ています。赤く垂れ下がった紐は、縁結びのお守りについている紐。こちらの夫婦岩に結び付けて縁結び祈願をするそうです。えんむすびまつりというおまつりが毎月第四日曜日の午後2時から行われています。出雲大神宮は主祭神がご夫婦ということで恋愛に強いのは言うまでもないのですが、恋愛だけではなく幸福とのご縁に強いとのこと。

どのような縁が希望なのか?を授与所で伝えてみると良いかもしれません。

 

出雲大神宮夫婦岩

 

真名井のいずみ

 

日本水質保健研究所によれば、古生代の石灰岩層をつたって火山噴火でできたマグマの接触変成岩層から湧き出ている「うまい水」で、ミネラルがバランスよく含まれる極めて健康によい理想の水であるとするなど地質学的に実証されております。

出典:出雲大神宮公式サイト-境内マップ

 

水は命の源。昔から変わらず湧き続けているというだけでもすごいことです。上質な水が湧き続けている、それだけで御神水というにふさわしい気がします。この真名井のいずみの水は組んで帰ることができます。綺麗な水筒などを持参して、汲んで帰ると、いい記念になるかもしれません。

 

出雲大神宮真名井

 

出雲大神宮真名井の看板

 

 

出雲大神宮 拝殿〜本殿

 

「元出雲」の別称は、出雲大社が出雲大神宮からの分霊とする社伝(後述)に由来する。いわゆる出雲大社は明治時代に至るまで「杵築大社」を称していたため、江戸時代末までは「出雲の神」と言えば出雲大神宮を指していたとされる。

出典:wikipedia-出雲大神宮

 

出雲大神宮の拝殿です。舞台形式のこの拝殿は明治に入ってからの建物です。綺麗に整った檜皮葺きの屋根が、風雨に耐えた良い色になっています。

 

出雲大神宮拝殿

 

本殿前の中門。こちらも檜皮葺きです。大絵馬が置かれていました。この中門の本殿へお詣りをします。まだまだ寺社巡りを始めた頃だったため、本殿の写真は恐れ多くて取れませんでした。

出雲大神宮の本殿は朱色の三間社流造(さんげんしゃりゅうぞう)という形式で建てられています。
本殿の正面の柱に区切られた間が3つあるのが、三間社流造、2本の柱で間が1つなのが1間社流造と呼ぶそうです。(出雲大神宮で師匠に教わりました。)
本殿は室町時代前期、足利尊氏による元徳年間または貞和元年(1345年)の改修と伝える。三間社流造で、前室を有し、屋根は檜皮葺である。装飾は蟇股・手挟程度にとどめたうえ、太い木割を使用した豪壮な社殿になる。国の重要文化財に指定されている
出典:wikipedia-出雲大神宮
どっしり、という印象を受ける本殿でした。

 

出雲大神宮拝所

出雲大神宮拝所

出雲大神宮拝殿と拝所

 

 

鳥居の横の、市杵島姫命

 

帰りがけ、鳥居の横に市杵島姫命様のお社を見つけました。

やっぱり市杵島姫命様は、池の中に祀られてるよなぁ、と思いながら、お詣りしました。美容の神様ですから、念入りに。

 

出雲大神宮市杵島姫命

出雲大神宮市杵島姫命

 

出雲大神宮 御朱印

 

出雲大神宮の御朱印は、社務所でいただくことができます。「由緒書きをいただけませんか?」とお伺いしたところ、無料で頂くことができました。

出雲大神宮では、御朱印帳を持っていない方や忘れた方ように、紙に書いたものを頂くこともできます。書き置きかどうかまではわかりませんが、嬉しい心遣いです。

 

出雲大神宮御朱印

 

 京都市中心部から

 

京都市中心部や京都駅から亀岡市の出雲大神宮までは自動車道を使っても車で1時間程かかります。(一般道を使ってもだいたい同じくらいの時間が必要です。)

途中、一本道が狭くなったり看板がなかなか見当たらなかったりと、少し不安になる人もいるかと思いますが、一気に視界が開けたところに、出雲大神宮があります。

バスの本数もそんなに多い訳ではありません。事前に調べてから向かってください。

 

紅葉も見事な出雲大神宮。移動がなんとかなりそうなら、是非参拝してもらいたい神社の一つです。

 

名称 出雲大神宮(いずもだいじんぐう) 創建 和銅2年(709年) (社伝)
主祭神 大国主命 三穂津姫命
境内社/摂社・末社 大黒 恵比寿社 夫婦岩 市杵島姫社(ご神体のお山にはその他諸々)
主なご利益 長寿 縁結び 金運
所在地 京都府亀岡市千歳町千歳出雲無番地
最寄りの公共交通機関 JR嵯峨野線 亀岡駅 下車 →JR亀岡駅前北口ひろば6番→京阪京都交通バス→出雲神社前

JR嵯峨野線 千代川駅 下車→京阪京都交通バス→出雲神社前

 

出雲大神宮の公式サイト

日本一の縁結び 京都の縁結び神社 出雲大神宮 (縁結び) 丹波国一宮 亀岡のパワースポット kyoto shrine japan
「縁結び神社」で有名な出雲大神宮の公式サイトです。千三百年の歴史があり、丹波國一之宮 出雲大神宮は、京都府亀岡市千歳町にあります。参拝・御祈祷、参拝作法、毎月の祭事や取り組みなどをご紹介致します。

 

出雲大神宮の公式サイトも2017年、リニューアルされました。出雲大神宮の公式サイトでは、参拝の作法が丁寧に説明されています。手水を使うとき、柄杓の柄を洗っていない人も多いかと思います。知らない方はこの機会にご一読を。

私も、最敬礼まではしていなかったなぁ、と、反省です…。

 

追記:2017年11月、御神体山へ伺いました。

出雲大神宮 紅葉の残りと御神体の御山
前回叶わなかった磐座へのお詣りと紅葉の残りを求めて、出雲大神宮へ2度目の参拝。様々な形の鳥居を潜り、御神座まで行ってまいりました。それでもまだ、やり残したことが…。

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