白山神社 概要
名称 | 白山神社(はくさんじんじゃ) | 創建 | ー |
主祭神 | 菊理媛命 伊邪那岐命 伊邪那美命 | ||
末社 | 天満宮 白菊大神 猿田彦大神 | ||
主なご利益 | 歯痛平癒・縁結び・家運繁昌・無病息災など | ||
所在地 | 京都府京都市中京区麩屋町通御池上ル上白山町243 | ||
最寄りの公共交通機関 | 京都市営地下鉄 東西線京都市役所前駅 → 徒歩約8分 京都市営バス 京都市役所前 → 徒歩3分 |
白山神社 置いていかれたお神輿から
京都市中京区。京都市役所のすぐ近くに白山神社があります。名前や御祭神からわかるとおり、石川県の白山比咩神社からやってきた神様が祀られた神社です。京都の白山神社は勧請された訳ではなく置いていかれた神様を住民が祀ったことが始まりという、少し変わった背景をもつ神社。
加賀国(現・石川県)の白山権現(現・白山比咩神社)の第八社で、平家の武士達が乱暴狼藉を働いた。これに怒った白山権現の僧徒達は、治承元年(1177年)に3基の神輿を担いで京の内裏まで強訴に押し寄せた。が、護衛の武士に蹴散らかされてしまい再び神輿を担いで加賀国に引き上げることにした。しかし、神輿の担ぎ棒が僧らの肩に食い込み、ついに麸屋町通り押小路辺りで神輿の1基が動かなくなってしまうと、僧らは神輿をその場(現在白山神社がある場所)に放置して加賀国へ帰っていった。神輿が野ざらしになっているのを見た付近の住民は、社を建立してその場所で祀ることとした、これが当社の始まりである。(後略)
出典:wikipedia-白山神社(京都市)
神様が敢えてこの地を選び、その意思を汲み取った住民が作った神社ということも出来そうな印象を受けます。
入り口は一ヶ所、麩屋町通沿いの鳥居から参拝です。
鳥居の横には社伝の由緒が書かれています。この駒札は京都市が設置したものではなく白山神社が独自に設置したものかと思われます。
境内は現在は広くなく、鳥居を潜ると左手に手水社、そしてすぐに本殿があります。本殿の左手には末社、右手には授与所があります。神輿を祀ったことがこの地に白山神社が出来た由縁とはいえ、現在お神輿がドン!と置かれている訳はなく、一般的な社殿です。こちらに祀られているのは、菊理媛命 伊邪那岐命 伊邪那美命の三柱。菊理媛命様が御祭神の神社は今まで参拝した記憶がありません。
本殿にお詣りしたあと、すぐ横の末社へ。小さめですがなかなかの有名どころが揃っている印象です。
白山神社でいただいた御朱印
白山神社の授与所には和紙を用いた御朱印の見本が数種類用意されていましたが、ご朱印帳への直書きが可能かどうか伺ったところ、快く引き受けてくださいました。お詣りしている間、近所の方らしき方が訪れて気さくに話をして帰って行かれたのが非常に印象的でした。
御朱印と一緒にいただいてきたリーフレットには略記は勿論、祭事の日程などの年間行事予定も記載されていました。
いまだに続く白山信仰。京都で白山信仰に触れるのも悪くありません。
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