・お堂に祀られているのは秘仏の立江地蔵菩薩、枕反地蔵(まくらがえしじぞう)とも。
名称 | 善長寺 (ぜんちょうじ) |
山号 | 大原山 |
御本尊 | 阿弥陀如来 | 境内 | 北向不動尊堂 |
開基 | 忍想上人 | 宗派 | 浄土宗西山禅林寺派 |
所在地 | 京都市中京区新京極通蛸薬師下る東側町518 | ||
最寄りの公共交通機関 | 阪急電車 河原町駅 → 約5分 京都市営地下鉄 四条駅 → 約10分 京阪電車 祇園四条駅 → 約10分 京都市営バス 四条河原町 → 約5〜10分 |
||
拝観時間等 | 不明 | 拝観料(通常) | ー |
いきなりお堂、な善長寺
新京極通り沿いに山門を構える、善長寺。山門から綺麗な石畳が正面に建つ地蔵堂まで続きます。山門を潜らずとも地蔵堂にお詣りできてしまいそうなくらい、真正面です。
善長寺は駒札や説明が一切見当たらず、個人の方のサイトで紹介されているのみで公式サイトも見当たらず、詳細な歴史や公式な見解がわかりませんでした。頼りなったのは、新京極御朱印めぐりを行なっている新京極商店街信仰組合の公式サイト。
善長寺は永正の初めに忍想上人により綾小路室町善長寺町に創建され、天生19年に豊臣秀吉の命で現在地に移転、徳川家康上洛の折りの定宿であった。
地蔵堂に祀られている秘仏地蔵菩薩は鎮護国家、無病息災、延命の守護仏として深く信仰され、瘡神といわれる大原大明神の直作であるところから、「くさ」の神さん、「くさがみさん」といわれるようになったのではないかと推測されている。
山門正面の地蔵堂に祀られている立江地蔵尊は秘仏。この地蔵堂に向かって右には、北向地蔵尊が別のお堂で祀られていました。
善長寺で頂いた御朱印
善長寺で頂いた御朱印。お堂に向かって左(北)に進み、寺務所と民家の玄関の角にあるインターホンを押し、「新京極御朱印めぐりの御朱印を頂きたいのですが…」と申し出てご対応頂きました。三度目の参拝で初めて人がいらっしゃった善長寺。インターホンのボタンが何個かあるので、現地に書かれている指示に従ってください。今回、書き置きのものを頂きましたが直書きのものをいただけるかどうか?は不明です。書き置きは非常に薄い半紙のような紙でしたので、頂く際は持ち帰りにご注意を。
瘡神さんと言われて思い浮かんだのは、中京区にある梛神社。隣に並び立つ隼神社が瘡平癒のご利益をいただける神社でした。
そして、右京区の西院春日神社。こちらは病気平癒の御神徳がある霊石、疱瘡(ほうそう)石がある神社です。
神社でもお寺でも平癒が祈られた、瘡(疱瘡)。今よりも医学が未発達だった頃にはそれぞれに特化したご利益のある神様仏様があちこちにいらっしゃったのだなぁ…と改めて思った、善長寺への参拝でした。
コメント