御金神社 概要
名称 | 御金神社 (みかねじんじゃ) |
創建 | 1883年 |
主祭神 | 金山毘古神 | ||
配祀神 | 天照大神 月読神 | ||
境内社/摂社・末社 | 祖霊社 | ||
主なご利益 | 鉱山の神、剣、刀、鏡、鋤、鍬、大きくは現代の大型農機具や印刷機械、各工場の生産ラインの機械 通貨、資産運用、家造雑作、転宅、方位除け |
||
所在地 | 京都市中京区西洞院押小路下ル押西洞院町618 | ||
最寄りの公共交通機関 | 京都市営地下鉄東西線 二条城 / 烏丸線 烏丸御池 → 5分 |
・やっぱり目立つ、金の鳥居はSNS映え間違いなし!
・お金のご利益がいただけるかも!?真偽の程は、絵馬の中に。
・二条城から徒歩数分。
人気スポット 金の鳥居の御金神社。
お金へのご利益が期待できるとして人気がある、御金神社。絶えることなく訪れる人の中、お詣りして来ました。現在の京都のビジネスの中心地と言っても過言ではない御池通沿い、西洞院通との交差点を少し北に上がったところにある、この黄金の鳥居が目印。狭い通り沿いなので、すぐに見つかります。
「西洞院通」と御池通の交差点にも大きく表記されていますが、片側二車線の大通りの烏丸通からは西へ(山が連なる東山三十六峰を背に)6本目、同じく片側二車線で二条城の横を走る御池通から向かう時は二条城を背に3本目、と数えて行くとわかりやすいかもしれません。
もともとは氏神様だった?
鳥居の斜め前に、御金神社の御由来が描かれた立札がありました。
(前略)昔は民家にあって密かに祭祀せられていたが、1883年(明治16)今の名を附して社殿を建立し、がんらい金神様の愛称で親しまれ、氏子と崇敬者で祀られるようになった。(後略)
出典:御金神社御由来立札より
民家にあって、ということは、その家を守る神様だったことを伺い知ることが出来ます。その家の御商売や財政状況がどうだったのか?が気になるなぁ…と思って色々調べたところ、意外な裏話が。
創建者田中庄吉は、現在の金光教の布教者である初代白神新一郎によって金光教に入信し、京都で布教を行い、500人を越える信者が従った高徳な布教者だった。御金神社はその組織を公認のものとするために金乃神の金にちなんだ美濃の南宮大社の祭神である金山彦命を祀る神社として、1883年10月6日に京都府知事の認可を得て創建された(中略) 現在は、金光教との関わりもなくなり、「金乃神」=いわゆる「金神」の宮としての活動もない。
出典:wikipedia-御金神社
話をまとめて考えてみると、民家の庭にあったその家の氏神様を宗教に熱心だった創始者の人が担ぎ出したけれど、今は普通の神社として栄えている、と言ったところでしょうか?
1883年に認可を得た、というあたり、京都の中では新しい神社になります。
御金神社 境内の様子。
鳥居の正面に社殿が見えていますが、まずは手水舎。鳥居を潜って左側にあります。お金を洗えるよう、ザルが用意されていました。水の出は少なめなので、小銭を洗うには少し時間がかかるかもしれません。
手水舎の奥に石碑がありましたが、詳しい説明はなく、書かれた文字も読めたり読めなかったり…。ですが、注連縄がかけられているあたり、何か神様に関わる石なのでしょう。
社殿は拝所からお詣りするスタイル。この拝所のところに御由来書きなどが置かれていて、自由に持って帰れるようになっていました。
本社・末社共に鈴の音が出ないように布のようなものが巻かれ、音が出ないようになっていました。また、「夜間の参拝はお静かに」と言ったような注意書きも。人気のある神社故、24時間参拝者が絶えないのでしょう。音が鳴らないとつい「あれ?」と思ってしまいますが、鳴らないようにしてあるだけなので、ご心配なく。
社殿の左手にはテントが張られ、お守りやお札、御幣などをセルフサービスで拝受出来るようになっていました。買っていない授与品の写真を撮るのは控えましたが、金+黄色で埋め尽くされています。真ん中あたりに置かれた備え付けの賽銭箱にお金を入れて受け取るスタイルなので、しっかり小銭を用意してから伺ってください。
また、金の財布は御朱印と同じようにテントの奥に設置されている呼び鈴を押して対応していただくようです。
社殿の奥には祖霊社が。細い小道を抜けるのですが、祖霊社までの壁片側が絵馬で埋め尽くされています。この絵馬、境内の樹齢200年を超える銀杏の木をモチーフに作られています。銀杏型のお守りなどもあります、金の神社に銀杏。金に銀。本当に金属や資産に強そうな気がします。銀杏の葉を持ち帰る人が多いようですが、寺社で何かを持ち帰る時は、色々な意味でご注意ください。
境内のあちこちで、連なった状態の絵馬が重さに負けて落ちていることがあるので、足元ご注意を。この多くの絵馬の中には、お金のご利益を頂いた方のお礼詣りの絵馬も紛れ込んでいました。全ての人がご利益を実感できる訳ではないし、すぐに実感できるものでもない、ということはわかっていても、実際にご利益を頂いた方がいる、ということがわかると、俄然お詣りにも熱が入ってしまいます。
ここ数年の注目度が凄まじい。
実は御金神社にお詣りをしたのは、これが初めてではありません。2012年の5月にもお詣りをしていて、その時撮影した鳥居の写真が残っていました。この頃から境内にはテントが貼られていましたが、提灯の数が断然に違います。境内の絵馬も今ほど多くなく、もう少しのんびりした雰囲気でした。
それだけここ数年人気になっているということ! 神様のパワーが尽きることはないと思いますが、今後も人気が廃れることはないでしょう、早めの参拝がオススメです。
御金神社 御朱印
御金神社でいただける御朱印は、書き置きのものでした。授与品が置かれたセルフサービスのテントの奥、民家の入り口のチャイムを押して、対応していただきました。三宝に乗せて渡していただきました。
金墨で書かれた金の鳥居と金の文字。本当に「金」に徹底しています。
名前だけを見ていたら、少し距離はありますが、金札宮と御金神社にお詣りしたら、本当にお金に困らなくなるのでは?なんて思いました。
同じように、境内に金の文字が溢れているのは、こちら↓
神泉苑や二条城からすぐで、境内も広くはありません。ついでにフラリと足を伸ばすのにオススメです。
コメント