お願い

参拝・巡礼・観光は、通勤通学近隣住民を優先し、
現地では掲示されたルールを守ってください。
撮影禁止拝観不可等新たなルールが追加されていることがあります。

車折神社 石に願いを。

車折神社 概要

 

名称 車折神社(くるまざきじんじゃ) 創建 1190年頃(平安時代)
主祭神 清原頼業(きよはらのよりなり)
境内社/摂社・末社 清めの杜 大国主神社 芸能神社 滄海(弁天)神社 地主神社 清少納言社 稲荷社他
主なご利益 学業成就・試験合格
約束を違えないこと 
商売繁昌・会社隆昌(集金(売掛回収)が滞りなく進む)
金運・財運向上(お金のやり繰りが都合よく運ぶ)
良縁成就・恋愛成就(様々な約束事や誓いが守られ、順調に成就・進行する)
厄除け・交通安全
所在地 京都府京都市右京区嵯峨朝日町23
最寄りの公共交通機関 京福電車 嵐山本線 車折神社→徒歩約1分(裏参道入り口)
京都市営バス/京都バス 車折神社前→徒歩約1分

 

京福電車 嵐山本線 通称:嵐電【らんでん】でGo!

 

四条大宮-嵐山間を走る路面電車の「嵐電」駅名にもなっている、車折神社。車折神社駅のホームから裏参道の入り口は一車線の道路を隔てただけ、という近さ。この車折神社には、有名なお守りがあり、是非とも拝受したい!と思い、伺って参りました。

嵐電車折駅ホームがある裏参道入り口からお詣りスタートです。

 

※嵐電 車折神社駅ホームから見た、車折神社。

 

 

車折神社の裏参道入り口は特徴のある狛犬さんが守っていました。阿吽ではなく、阿と阿の狛犬さん。ビックリしたかのように口を大きく開け、斜め上を見ています。口から水を吹き出す彼の国の獅子っぽいアレなんじゃないかと思ったほど。尻尾が控え目なところも気になります。

 

 

京都市の説明によると、むかしある貴人が牛車に乗ってこの社前を通ろうとした時、たちまち牛が倒れ車が折れたので、車折神社と呼ばれるようになった、とのこと。

 

後嵯峨天皇が嵐山の大堰川に御遊幸の砌、この社前において牛車の轅(ながえ)が折れたので、「車折大明神」の御神号を賜り、「正一位」を贈られました。これ以後、当社を「車折神社」と称することになりました。

出典:車折神社公式サイト-ご利益・ご由緒

 

誰が乗っていたか?は古すぎて解明できないものの、ここで牛車の何かが折れてしまった、ということだけは事実のようです。

 

 

表側にあたる三条側まで続く参道は、きちんと整備されています。昼間は参拝の人が多いのですが、朝晩は嵐電に乗るために近所の人が多く通り抜けているのだとか。

車折神社は表参道裏参道共に、参道沿いに数多くの境内社が並んでいます。そのため、あちこち探し回る必要はありません。裏参道側の境内社間は境内社と境内社の間が緑で遮られていることが多く、間隔が詰まっていることもないため、境内社ではなく小さな神社と錯覚してしまいそうになるほどです。ゆったりと歩くにはとても良い雰囲気。

 

 

清めの杜-祈念神石を拝受する

 

境内社が多くある車折神社の中で、一番異彩を放つのが、清めの杜(きよめのやしろ)。名前の通り、「悪い運気や因縁を浄化し、心身を清めることができる」という、本殿横辺りにあるお社です。

ネット上では携帯電話やスマートフォンの待ち受け画面にすると良い!というウワサもある、形もご利益もちょっと珍しい社です。私も待ち受けにして…と思っていたのですが、この日は生憎の曇り空。ちょっと待ち受け画像にできるようなスカッとした写真は撮れませんでした。

 

Tips!

こちらの清めの杜の横や境内に、車折神社で願い事をしたい人向けのお奨めの参拝方法が説明されています。車崎神社の祈念神石(お札/おまもり)を拝受したい方も、本殿にお願いする前に祈念神石を拝受する必要があるので、まずは説明を読んでみてください!

 

車折神社の公式サイトからpdf化された手順をプリントアウト(ダウンロート)して持参することも可能です。車折神社のこのページはお守りの扱い方なども書かれているので、一読をお奨めします。

祈念神石

 

車折神社 清めの杜

 

この円錐形の石、立砂といい、石をモチーフにした砂だそうです…が石じゃないの?本当に?砂なの?と、手が伸びかけましたが、STOP。

公式サイトに砂と書かれている以上、砂なんです、固そうだけど。

本殿前の様子

 

裏参道から歩いて来ても三条通り側から参道を歩いてきてもまっすぐ本殿境内には入れないようで、裏参道と繋がっている道を歩き、社務所前・本殿の横から入ります。

車折神社を訪れたこの日は6/12、早くも茅の輪が設置されており、観光バスで来た人たちがバスガイドさんの説明を受け、列を成してグルグル回っていました。そんなに何周もしなくても…と思いつつ、お声掛けすることも出来ず、何とも複雑な心境になってしまいました。

 

 

本殿は車折神社の境内に多い朱色の社殿ではなく、落ち着いた雰囲気。正面から撮影するのは気がひけるような。

その本殿の前には、祈念神石のお礼として持って来られた石が多く積まれていました。

そう、祈念神石のお礼参りの際には、他の石にお礼を書いて持ってくる、という習わしがあるのです!そのため、車折神社には大小様々な石が積まれた所がありました。これだけの量のお礼の石があるということは、多くの人の願いを叶えて来た証拠。ちなみにこのお礼参りに持参する石は祈念神石で拝受するのとは別の石なので、中には小さめのアメジストドームも! 持参された方は願いが叶ってよほど嬉しかったんでしょうね。

私も清めの杜の横に張り出された手順に従い本殿でお願いごとをしました。

本殿前に設置されていた人形(ひとがた)。お焚き上げしていただけるようでしたので、100円を入れて名前を書き、境内散策に戻りました。

 

車折神社

 

車折神社 表参道

 

三条通り側から見た本殿。第四の鳥居になるのでしょうか?こちらの前には阿吽の狛犬さんがいらっしゃいました。阿阿であったり斜め上を見上げている必要はないんだなぁ…と。人懐っこい雰囲気の狛犬さんを見かけ、安堵です。

 

 

表参道側の境内社は、裏参道と違い、賑やか。朱色の玉垣の効果も手伝い、明るく賑やかな雰囲気。この日の芸能神社周辺は、観光バスで訪れた中高年のみなさまと修学旅行生の黄色い声。みなさま推しの芸能人の名前があるか?を探しているのが、離れていてもわかりました。

 

車折神社の境内社は全てに説明があるわけではないため、大まかにしかわからない社もありましたが、大国主神社や辰巳稲荷神社、神明神社などメジャーどころから、清少納言社という歴史上の人物まであるので、一つずつお詣りしていくのは少し大変かもしれません。

そんな時は本殿建物裏の八百万(やおよろず)神社、オススメです。

 

 

最後の文人と言われる富岡鉄斎が一時神職をしていた関係で、富岡鉄斎に関する石碑なども見受けられます。

 

 

石畳をひたすら歩くと第三の鳥居、第二の鳥居と続きます。ものすごく広いというよりは、南北に長い車折神社。ほとんど参道沿いに集約されているので比較的スムーズにお詣り出来ます。

 

車折神社 第三鳥居

 

車折神社 御朱印とお守り(祈念神石)

 

車折神社で拝受してきた御朱印。こちらの墨書きの部分は、毛筆体のスタンプです。御朱印を頂く時に由緒書きを頂くと無料でいただけますが、由緒書きだけを頂くと有料なのでご注意ください(とはいえ、100円程度だったかと思います)。

そして、私の祈念神石。持ち歩く方が良い、とのことでお札ではなくお守りで拝受しました(700円)。ほぼ毎日持ち歩くポーチに入れていますが、まだお返しすることが出来ません…。約束をたがえないこと、がご利益である車折神社だけに、これからに期待しています!

 

車折神社 御朱印

 

 

ところで、なぜご利益が「約束をたがえないこと」なのか?どんな由来でそうなったのかは、わからないまま帰宅です…残念。

 

車折神社 公式サイト

車折神社
京都嵐山の【車折神社】の公式サイトです。各種メディアに「パワースポット」として多数掲載されています。

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました