法華寺(下京区) 概要
名称 | 法華寺(ほっけじ) | 山号 | 成就山 |
御本尊 | 釈迦如来 | 宗派 | 日蓮宗 |
所在地 | 京都府京都市下京区西新屋敷中之町108 | ||
最寄りの公共交通機関 | JR山陰本線 丹波口駅→約6分 京都市営バス 島原口→約9分 / 五条壬生川→約8分 |
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拝観時間等 | ー | 拝観料(通常) | ー |
法華寺にお詣りに行ってきました。
島原に敷かれた石畳がアスファルトに変わる手前に、法華寺があります。島原住吉神社の参拝の後にお伺いしました。
当山は、嵯峨天皇時の教王護国寺(東寺)が建立された時、法華堂として創建されました。
建長3年日蓮聖人御年30歳の時、東寺密教を探らんと当山で止住し秘要を学んだお寺です。
幾度となく堂宇を焼失したのち新幹線敷設により現在島原の地に移転しました。
情報が非常に少ない中の参拝となりましたが、観光寺院ではないのでこれで十分です。
法華寺の本堂。2度とも扉は閉まっていました。何らかの行事の際に伺えば、開けられているかもしれません。
門から入ってすぐのところ、門と事務所の間の地面に、法華堂と書かれた石碑がありました。石碑には島津藩の家紋の「丸に十の字」が書かれ、その下には御影講(ミエイコウ)と。何らかの講(集団で何かを信仰し、参詣や神事、仏事、それに伴う修行をする団体)かと思っていましたが、調べたところ、以下の説明を見つけました。
日蓮宗の各寺において,日蓮の忌日(10月13日)に営まれる,宗祖報恩のための法会をいう。
詳しい由来は分かりませんが、宗祖報恩の為に納められた石碑であることだけは理解できました。
お堂に向かって右手には、日蓮聖人お手堀の硯水之井戸。法華寺が移動してきたという以上、こちらの井戸も移動してきたんだろうと思われます。
洛陽十二支妙見めぐりの未にあたる、妙見様
法華寺でじっくり見させていただけるのは、門を入ってすぐ左手にある妙見宮です。洛陽十二支妙見めぐりの未に当たるお寺なので、お詣りも妙見様メインで、ということなのでしょう。
この妙見宮の右側の壁に入り口があり、「中に入ってお詣りください」と書かれているのですが、無断で入ることに戸惑いを感じ…中に入るのは遠慮しました。
ガラス越しにも、祀られているのが妙見様だけではないことがわかります。2度訪れた法華寺で未だに謎なことは、妙見宮の中にしかお賽銭箱がないこと。この辺りからも、妙見宮の中に入れて頂いても大丈夫なんだろうなぁ…と思います。
上に掲げられた額にも、「開運 妙見宮 法華堂」と書かれています。妙見様が法華堂時代から祀られていたのであろうことが想像できます。
妙見宮の前には、線香時計ができる大きさの線香鉢。この線香鉢を三人の力士(?)らしき像が支えています。そして、その下には贔屓さんと思われる亀の様な像。重いものを背負っている=贔屓さんと思ってしまいますが、詳細は不明です。
島原の法華寺で頂いた御首題と御朱印
いい意味でざっくばらんな印象のご住職、という印象を受けたのは、多分、
「帰宅直後で…」
という、寛がれていたタイミングでお伺いしたからでしょう。
お疲れのところ笑顔で御対応いただき、ありがとうございました。
私はタイミングが良かったので御首題も御朱印も頂けましたが、法華寺は観光寺院ではなく、檀家さんのためのお寺だと思います。大勢で出向かれる場合や本堂などの拝観を希望される場合は、事前に問い合わせをした方が良さそうですが、その問い合わせへの対応もご家族だけでされているかもしれません。web等を上手に活用してください。
そして、私、霊場巡りは遠いところも出向くことになるため禁断だと思っていたのですが、法華寺から洛陽十二支妙見めぐりをはじめました。御朱印帳は法華寺でいただきました。昔の学校指定のジャージの様な濃いめの赤と青のものが用意されていて、今回は赤を選びました。一冊1200円。
※洛陽十二支妙見めぐりに頂いた御朱印。
通常の御朱印帳にいただいたのは、御首題。やはり生き生きとした筆です。
石畳の道路の反対側には歌舞練場の跡地の石碑と老人福祉施設の入り口があります。時間帯によっては自動車やお年寄りが多く出入りします。石畳が綺麗な道路ですが、一方通行で広さはなく、歩道も分けられていません。どうぞ気をつけて参拝してください。
日蓮宗寺院ページ 成就山法華寺
洛陽十二支妙見めぐり 公式サイト
洛陽十二支妙見めぐりを初めたので、本教寺にも再訪せねばなりません。
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