・四条寺町交差点から徒歩1分以内。
・繁華街にあるので、他の寺社へのアクセスが便利。
火除天満宮 概要
名称 | 火除天満宮 (ひよけてんまんぐう) |
創建 | 1579(天正7)年 |
主祭神 | 菅原道真公 | ||
境内社/摂社・末社 | 天道大日如来・延命地蔵尊社 稲荷・大国主・白太夫社 | ||
主なご利益 | 学問成就 火除 | ||
所在地 | 京都府京都市下京区貞安前之町613 | ||
最寄りの公共交通機関 | 阪急京都線 河原町駅下車 → 徒歩約3〜10分 |
見落とし注意!な火除天満宮への入り口。
京都市下京区にある火除天満宮。火除天満宮は四条寺町から南に少しだけ下がった所にある神社です。入り口の鳥居は寺町通に面しているのですが、石柱だけが道路沿いにあり、鳥居は少し奥まった状態。その上、鳥居の上にはビルが迫り出しているように設計されている上に反対側は壁に囲まれているため、見過ごしてしまうこともあるかもしれません。因みに、壁の向こう(南側)は高島屋駐車場への入り口という、本当に繁華街のど真ん中にあります。
鳥居の前にはここが大雲院跡であることを説明する石碑が立てられていました。なぜいきなり大雲院?と思ってしまいがちですが、火除天満宮は元々大雲院の鎮守社。歴史の流れの中で大雲院とは別の場所で祀られることになってしまいましたが、この地に祀られて以降、この一帯をなんども火難から救ってきたと言われる、この地にはなくてはならない神社なのです。
火除天満宮の細長い参道
火除天満宮の参道はビルに沿った形をしているため、非常に細長く現代的な雰囲気。現代的ではありますが、石畳が敷かれ、湧き出た御神水が流れているため、境内社も違和感なく鎮座しています。街中の神社でここまでの水量を流すことができるのは、湧き水だからなのでしょう。懇々と流れて境内を清めているかのような水量。とても気持ち良い空間です。
鳥居を潜ってすぐに御神水の説明がされています。しっかりと水質検査までされているとのことなので、安心して持ち帰るこことができます。
途中、社務所として使われるのであろう場所では授与品が紹介されています。授与品と御朱印は、寺町通を挟んで斜め前にある、(株)岡本鏡店さんにお問い合わせください、という旨の張り紙も貼られていました。
火除天満宮 本殿前へ。
ビルの横を歩き建物が終わると同時に少し広い空間に出ます。本殿前です。まず目にするのは、参道に入った時には確認できなかった撫で牛と参道正面に見えていた、境内社。こちらの境内社は稲荷社・大国主社・白太夫社の三社。撫で牛と白太夫社があると「あぁ、天神さんやなぁ…」と改めて思います。
そして、三社の正面ビルに沿った場所にある手水鉢。入り口の御神水と同じ水なのかどうかまではわかりませんでしたが、こちらも入り口同様、気持ちがいいほど懇々と水が流されていました。
火除天満宮 本殿
火除天満宮の本殿。
1579年(天正7年)に九州での兵乱を避けるため、筑紫国大宰府から一人の老神官が菅原道真の像を背負って入洛し、六条通周辺に祀ったのが始まりといわれる。
出典:wikipedia-火除天満宮
菅原道真公が亡くなったのは、太宰府(筑紫)。そのため、菅原道真公の御霊を筑紫から勧請すると言うのはわかるのですが、「お招き」ではなく「菅原道真公像を守るために」と言うのは珍しいパターンではないか?と思います。
高島屋駐車場への歩道から。本当にビルの隣にあるのですが、スカッとした心地よさがあります。こちらに祀られているのは、言うまでもなく菅原道真公、学問の神様です。
火除天満宮の御朱印
火除天満宮の御朱印は寺町通挟んだ斜め前(南側)の(株)岡本鏡店さんを訪ねていただいて来ました。書置きではなく御朱印に直接印を押して頂けます。
(株)岡本鏡店さんの店内は動くのを戸惑うほどの鏡の量。色々な種類があるものだ…と首から上だけキョロキョロさせていただきました。御商売の間に御対応いただけることに感謝。
(株)岡本鏡店さんは水曜日が定休日なので、御朱印の対応もありません。参拝時にはご注意を。
火除天満宮の鳥居の横のドアは、ライブハウスへの入り口。実はものすごくノリの良い神様がいるんじゃ…?って思ってしまう、火除天満宮でした。
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