緊急事態宣言解除後の対応について。

新型コロナウイルスによる緊急事態宣言解除後、少しずつ寺社への拝観受付が再開されています。但し、規模を縮小していたり京都府民に限定されていたりと対応はそれぞれです。最新の情報をご確認ください。

詳細はこちら【外部サイト:京都観光Navi】

長円寺(伏見区) 幕末に多くの人を守った閻魔様にご挨拶。

長円寺(伏見区) 概要

名称長円寺(ちょうえんじ)山号/院号壽豊山観音院
御本尊阿弥陀如来像様脇侍/安置仏観音菩薩様
勢至菩薩様
開基不明宗派浄土宗
札所
所在地京都市伏見区淀新町681
最寄りの公共交通機関京阪電気鉄道 京阪本線 淀駅 → 徒歩約13分
拝観期間等4月〜7月
10月〜1月
拝観料(通常)無料

※公式サイトのTOPページの画像を見ていると、舟形光背の阿弥陀三尊が祀られているのかなぁ…?だとしたら、脇侍は観音菩薩と勢至菩薩像になるなぁ…と思いましたが、正確な情報源がないため、今回は不明としておきたいと思います。

【2020.02.07】Twitter上でご住職より「脇侍は観音様と勢至様 」と教えて頂きましたので、上記表内の脇侍、追記させていただきました。ありがとうございました。

2020年4月2日京都市から発表された新型コロナウイルス感染症に伴う自粛要請を受け、長円寺様では4月3日、7月末まで御朱印(閻魔札)の授与を郵送申込のみと発表されました。7月末までは直接参拝しても御朱印(閻魔札)を拝受することはできません。
再開時期は未定です。
御朱印(閻魔札)の申込及び詳細、今後の情報は公式サイト及び公式Twitterにて。今回の決断に関する御住職の思いも載せられていますので、ぜひご確認を。

私事ですが、初淀下車でした。

 

京阪淀駅。京都競馬場の最寄駅として有名な駅です。桂川と宇治川に挟まれた淀は久御山町・八幡市・長岡京市などが隣接する、京都の端にあります。長円寺に向かうために訪れた今回が初の淀駅下車となりました。

京阪淀駅 20200128

京阪淀駅 20200128

 

淀駅を下車し、京都競馬場とは反対方向の淀城跡方面へ。駅の端辺りに淀川渡場径の碑が立って居ます。こちらの石碑、「東南」と書かれているように道案内の石碑になっており、京都の難読地名である久御山町の「東一口(ひがしいもあらい)」にある安養寺への案内も書かれいます。石碑の右後方には淀城跡や與杼(よど)神社があります。この石碑を左方向へ、長円寺と向かいます。

京阪淀駅 南石碑20200128

京阪淀駅 南石碑20200128

京都市内とは言え、この辺りが京都市伏見区になったのは昭和になってから。完全に碁盤の目の外なので、いつものようになんとなく歩いていては辿り着けません。大きなランドマークとなる建物も少ないので、迷わないように気をつけながらコンビニなどを目印にして長円寺へと向かいました。

 

長円寺 参拝の様子。

 

生活道路を歩き、長円寺へ。山門前の道路の反対側には淀水路と呼ばれる水路が流れています。淀水路は近年桜の名所として人気が出て来ている場所でもあります。この日は1月ですが、暖冬の影響で河津桜の蕾がふっくらと膨らみつつありました。

長円寺前 河津桜 20200128

長円寺前 河津桜 20200128

 

長円寺山門。「鳥羽伏見の戦い 幕府軍野戦病院の地」という比較的新しい石碑が建てられています。長円寺は幕末の戊辰戦争の裏で多くの人を支え命を救ったお寺。長円寺は幕末に淀城には入れずに逃れてきた旧幕府軍(新撰組や会津藩など)が淀城から逃れてきて、野戦病院となったお寺なんです。

長円寺 20200128

長円寺 山門 20200128

 

山門の反対側には、戊辰戦争で旧幕府軍を率い蝦夷共和国の初代総裁になり、その後明治政府に仕えたという榎本武揚書の「戊辰役東軍戦死者慰霊碑」と書かれた石碑も。

長円寺 山門 20200128

長円寺 山門 20200128

 

山門を潜り左手に観音堂。観音堂は外から拝むこともできますが、自由に上がらせて頂くこともできます。

長円寺 観音堂 20200128

長円寺 観音堂 20200128

 

こちらの観音堂で和泉守兼定の柄を握らせて頂きました。畳をバックにしての撮影はOKと書かれていたので、遠慮なく一枚。刀に関する知識は全くないのですが、思っていたよりも柄が短いな、と感じました。刀の握り方はよくわかりませんが、撮影の関係上利き手ではない左手で握ってしまっていたことに、今気がつきました。柄を握った写真を撮りたい方は、他の方と一緒に行かれることをオススメします。

長円寺 和泉守兼定の柄 20200128

長円寺 和泉守兼定の柄 20200128

 

観音堂内には御朱印を紹介した本などと一緒に長円寺所有の刀の説明と撮影の注意事項が書かれたパネルも。しっかり読んでから参拝するとご迷惑をおかけせずに済みそうです。

長円寺 パネル 20200128

長円寺 パネル 20200128

 

山門正面に本堂。こちらは非公開「進入禁止」とされていました。本堂横には慈母観音。

長円寺 本堂 20200128

長円寺 本堂 20200128

 

本堂と向かい合う様に、閻魔堂がありました。長円寺の閻魔様には参拝方法があるようで、閻魔様の前に説明パネルがありました。

1.太鼓を10回強く叩く
2.閻魔様と目を合わせる
3.手を合わせて閻魔様を拝む
4.太鼓を3回強く叩く

という手順でお詣りするようです。
ということで、遠慮なく太鼓を叩き、閻魔様と目を合わせ、拝んでいた所に後ろからお若いご住職様に声をかけて頂きました。「御朱印の拝観ですか?歴史ですか?」という様な質問を頂き説明を伺い「寺報2種類お持ち帰りください」とお声かけを頂きました。その後、お詣りの途中だったため再度閻魔様を拝み、太鼓を3回叩かせて頂いたところで閻魔様へのお目通り終了です。

長円寺 閻魔像 20200128

長円寺 閻魔像 20200128

ありがたいことに閻魔様の撮影はOKとのこと。スマホの待ち受けにしよう、と縦長の写真も撮影させていただきました。閻魔堂の横には何の説明もない仏像が。如意輪観音…?と思わせる輪王座で鎮座していらっしゃいました。

長円寺でいただいた閻魔札。

 

長円寺の御朱印は閻魔札と言われ「人から渡されるものではなく、閻魔様から直接受け取ってください」との説明を頂いたので、閻魔様の前の木の箱から1組頂きました。1組1000円。
綺麗にスキャンできませんでしたが「地獄審判 閻魔大王」の文字に使われた赤のラメが閻魔様の迫力を増しています。

長円寺 閻魔札 20200128

長円寺 閻魔札 20200128

 

長円寺さんでは一般の拝観可能な月を定めていらっしゃいて、拝観不可の月は檀家様以外は境内へも立入禁止です。長円寺さんの檀家様への気遣いが伺えます。拝観可能な月が訪れるたび、閻魔札も新しく用意されている模様。またお正月やお盆にも「初閻魔」「夜閻魔」という特別な参拝もあるようで、この時だけは直書きの御朱印を頂くことができるそう。詳しい情報は公式サイトでしっかりと説明されているので、また伺う前に確認しようと思っています。

頂いてきた寺報。こちらに書かれていた「無名隊士の日誌」。史実などではなく小説なのだそうですが、わかりやすくまとめられている上、読みやすかったです。

長円寺 寺報 20200128

長円寺 寺報 20200128

 

怖い印象のある閻魔様ですが、いつか行く道、いつか逢う方ですから。そんなに褒められた人生ではないので、先にご挨拶をしておくのはアリだと思うのです。

長円寺 2020年春の御朱印。【2020年4月9日追記】

 

2020年4月〜7月までの間、参拝可能だったはずの長円寺。

参拝期間が限られているお寺だけに、御住職も断腸の思いだったのでは…?と思います。送っていただいたのは、御朱印2種類とリーフレット2枚。御朱印だけかな…?と思っていましたが、現地で頂くのと同じリーフレットまで頂くことが出来ました。

長円寺 限定御朱印2020春

長円寺 限定御朱印2020春

相変わらずスキャンで読み込むと、ラメが飛んでしまいますが、迫力のある御朱印。2体の龍は、閻魔様の服に起因しています。丁寧なご対応に、また参拝可能になったら伺いたい、と改めて思いました。

 

 

帰り道。この道を長円寺に救いを求めた隊士たちも歩いたのかしら…?と思うと、胸が熱くなるものがありました。

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