天照山極樂寺 概要
名称 | 極樂寺 | 山号 | 天照山 |
御本尊 | 弥陀三尊 | 脇侍/安置仏 | 泰産地蔵立像 |
開基 | 一蓮社上人 | 宗派 | 浄土宗 |
札所 | |||
所在地 | 京都市下京区富小路通五条下ル本塩竈町540 | ||
最寄りの公共交通機関 | |||
拝観時間等 | 通常非公開 | 拝観料(通常) | ー |
令和4年度京都教区浄土宗寺院特別大公開(勝圓寺) | |||
開催期間 拝観受付時間 | 令和4年10月15日 13:00~16:00 | 拝観料 | 志納 |
今回の令和4年度 京都浄土宗寺院特別大公開で一番感激して長居した天照山極樂寺。こちらのご本尊は前述の通り弥陀三尊ですが、過去に私が出会った中で一番瞬間を切り取ったような弥陀三尊でした。阿弥陀様は特に変わりない感じだったのですが、脇を固める観音菩薩像と勢至菩薩像のその来迎の姿。特に観音菩薩は右手に蓮台を持ち左足が少し前に出ていて上半身を少し屈めた姿で、本当に迎え入れようとしている瞬間のお姿を、近寄れるだけ近寄って見せていただくことが出来ました。
浄土宗のお寺では極樂寺のように「来迎の瞬間を形取った弥陀三尊はよくある(要約)」とのお話でしたが、阿弥陀如来像だけの寺院も多い上に近くから見せていただける機会も少ないため、ここまで身をかがめて蓮を差し出してくださる観音様は私は初見でした。また、極樂寺の弥陀三尊の作者はわからないということでしたが、よほどの腕の方では?と思います。5分程正面から拝見させていただき、有名無名を問わず素晴らしいものは素晴らしい、私の今際の際にも是非…と思った次第です。
すぐ隣には弘法大師の真作と言われる地蔵菩薩立像もありお話も伺ったのですが、そんなことより観音菩薩と思わずに居られない、天照山極樂寺さんでした。
天照山極樂寺の御朱印
書置きで綺麗な模様の入った和紙に書かれた書置きのもの。色々な字体で書かれていましたが、全てご住職が「その時の気分」で書かれたとのこと。色々な字体があるのも字体を選ばせていただけるのも新しい試みだな、と感じました。
またぜひお会いしたい弥陀三尊がいらっしゃる天照山極樂寺さん。来年も公開してただけますように。
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