三宅八幡宮 概要
名称 | 三宅八幡宮 (みやけはちまんぐう) |
創建 | 伝・飛鳥時代 |
主祭神 | 応神天皇 | ||
境内社/摂社・末社 | ー | ||
主なご利益 | かん虫封じ・子供の病気平癒・夜なき・学業成就・虫封じ | ||
所在地 | 京都府京都市左京区上高野三宅町22 | ||
最寄りの公共交通機関 | 叡山電鉄鞍馬線 八幡前 → 徒歩約5分 叡山電鉄叡山本線 三宅八幡 下車 → 徒歩約6分 京都バス 八幡前 下車 → 徒歩約1分 京都バス 三宅八幡 下車 → 徒歩約5分 |
三宅八幡宮 一の鳥居から三の鳥居まで
京都市左京区。比叡山の麓に三宅八幡宮があります。この辺りは京都市内とはいえ碁盤の目から外れた自然豊かな住宅地です。今回は、京都十二薬師霊場巡礼の第8番札所、大超寺へ向かった後に立ち寄りました。
三宅八幡宮の境内への入口はここだけではないのですが、今回は本殿の正面から。正面に立つとこんな感じ。初夏の緑に埋もれそうになりながらも鳥居が三基あるのが見て取れます。
お茶屋さんの前を通り、三の鳥居前まで。鳥居の前には狛犬ならぬ狛鳩。思わず近寄って確認。鳩は八幡宮の使徒であるために奉納されたのでしょうが、狛鳩というのは珍しい気がします。
胸元のふくらんだ感じから鳩であることは間違いないと思われるのですが、右側の方がふっくらした感じ。上の方だったので絶対とは言えませんが、阿吽にはなっていない感じ。
八幡神の使徒が鳩であるために境内のあちこちに鳩がいるのですが、扁額が鳩文字かどうか…と言われたら「鳩っぽいと言えば鳩っぽいけど鳩じゃないと言えば鳩じゃない」という感じ。現地で一生懸命上を見ましたが、私には判別付きませんでした。みなさんはどう思われるでしょうか?
左の狛鳩の横には三宅八幡宮の年間行事予定の看板が用意されていました。右側の狛鳩の横には京都市の駒札。消え掛かっていたのが少し残念ですが、京都市と書かれた駒札の多くはネットで調べることが可能です。
鳩がいっぱい!三宅八幡宮
三の鳥居の中。先に述べたように、八幡神(応神天皇)の使徒は全国共通で鳩です。そのため境内全体に言えることですが、生きた鳩が多いだけではなく、灯篭の下やおみくじ納めるところなどに三宅八幡宮の授与所でいただける鳩のおみくじが並んでいる様子を見ることができます。
今扱われているおみくじ以外の少し大きめのものが紛れ込んでいたり、不規則だったり綺麗に並んでいたりとそれぞれの場所で違っていて可愛らしい感じです。
市川団十郎寄進の井桁
手水の横辺りに唐突に現れる、市川団十郎の井桁。横の説明によると、明治時代に9代目市川団十郎が寄付したものだそう。市川団十郎と言えば今も続く名跡、どのような繋がりから寄付することになったのかはわかりませんが、深い繋がりがあったであろうことが伺えます。
三宅八幡宮 本殿へお詣り
最初の鳥居から見て一番高いところにある拝殿と本殿。拝殿の右手に社務所があり、御朱印やお守り、祈祷のお願いはこちらの社務所で対応していただけます。社務所から丸見えだったため、今回は写真が控え目。
本殿手前には豊富に水が流れる手水鉢。とても豊富な水は比叡山の水のようです。アフターコロナと言われていてもや柄杓を使うのはまだ気がひけたので、この日はお預け。
岩倉川流域にもかかわらず、対岸の高野川水系、比叡山山上近くの谷の湧水を神水として引水し、八瀬を経て社殿北の高位段丘面上に設置する貯留施設からサイフォンで落とし、社内の手水、庭園の池水噴水に至るまで涵養している。下鴨神社同様に、中生代付加体堆積物地域において、花崗岩質フルミネラル神水の飲料可能な稀有な神社として、京都屈指である。
出典:wikipedia-三宅八幡宮–
本殿は赤い玉垣で覆われており、その手前には籠で守られた狛犬さんたちがいました。
改めて、本殿。神前幕は白抜きの鳩が描かれており、改めて八幡様の使徒だなぁと。三宅八幡宮はこんなに大きな敷地なのに末社や境内社がなく、神様もお一人というなかなか贅沢な神社だな…と思いながらの参拝となりました。
三宅八幡宮でいただいた御朱印
拝殿の横の社務所でいただいた御朱印。今回はシンプルなものを御朱印帳への直書きと和紙に書いていただきました。三宅八幡宮も御朱印の種類が豊富で見せていただいた時点で10種類以上ありました。更にそこになくても干支のものは書いていただけるかもしれません。実際「干支で書きましょうか?」と言っていただきましたが、私は自分の干支が好きではなく…丁重にお断りしました。
帰り道、お茶屋さんに声を掛けていただきましたがこの日は時間の関係で立ち寄ることが出来ず…水車があることも知っていたのですが、立ち寄ることなく帰路に着きました。
これだけ自然に囲まれた神社に来ると、地元の神社というイメージが強いのですが、懐の深さを感じさせる雰囲気もありました。桜も多く植えられているとのこと、桜か紅葉の時期にもう一度訪れたいと思う、三宅八幡宮でした。
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