住吉神社 概要
名称 | 住吉神社 (すみよしじんじゃ) |
創建 | 保元2年(1157年) |
主祭神 | 住吉大神(天照大神、田霧姫神、底筒男神、中筒男神、表筒男神、神功皇后、武内宿禰命 の七柱) | ||
境内社 | 熊丸稲荷神社 人丸神社 | ||
主なご利益 | 和歌、諸芸、海川守護、安産 | ||
所在地 | 京都府京都市下京区醒ヶ井通高辻下る住吉町481 | ||
最寄りの 公共交通機関 |
阪急京都本線烏丸駅・京都市営地下鉄烏丸線四条駅→徒歩約12分 京都市営バス 烏丸松原→徒歩約8分 阪急京都本線大宮駅→徒歩約10分 |
住吉神社 和歌の神様
京都市を東西に走る高辻通り(たかつじどおり)と南北に走る醒ケ井通り(さめがいどおり)の交差する角にある、住吉神社。入り口は醒ケ井通り沿いにあります。こちらの住吉神社、和歌のために大阪の住吉大社からわざわざ招かれた神様。私たち現代人の感覚と当時の人たちの和歌に対する重要度の違いなのでしょうが、『和歌のために?』と思ったのは、言うまでもありません。ですが、それほど昔からある神社なので、この辺りの町名は住吉町です。
木製の塀で囲まれたこの神社、冠木門から入ります。この冠木門、最初は宗教的な意味があるのか?と思っていたのですが、どうやらそうでもない様子。
冠木門を潜り、正面に見えるのは人丸神社。こちらの御祭神は、歌聖と呼ばれた飛鳥時代の歌人、柿本人麻呂卿。住吉大神と柿本人麻呂卿は、和歌三神のうちの二神様。和歌に特筆した神社であることがよくわかります。
※左手の建物は、社務所兼住宅? 社務所と書かれた入り口からお声をおかけしましたが、ご不在でしたので不明です。
入り口を入ってすぐ左手に、塀に沿う様に立つ由来。住吉大神とされる七柱のお名前が刻まれています。底筒男神、中筒男神、表筒男神といえば、それだけで住吉三神と言われる神様方。海、航海(外交(転じて軍神))、和歌の神様です。また、神功皇后への御神託も有名です。
神託を得た神功皇后は、自ら兵を率いて新羅へ出航した。皇后は神々の力に導かれ、戦わずして新羅、高麗、百済の三韓を従わせたという。
出典:wikipedia-住吉三神
そんな関わりもあり、神功皇后とその忠臣、武内宿禰命も一緒に祀られているのでしょう。
境内はそんなに広くはありません。拝観の所要時間は10分も必要ないかもしれません。社殿を覗くと割拝殿のようになっていて、両脇に腰をかけられるようになっていますが、入口が塞がれていました。
拝殿の中に、狛犬さんがしっかり鎮座されていました。こちらの狛犬さん。かなりしっかりとこちらを監視されています。ここまでしっかり見ている狛犬さんもなかなかいらっしゃらないのではないか?と思うほどの眼光。一瞬たじろぎました。
狛犬さんの奥には本殿が。住吉社と書かれた額と、下の方に描かれた絵(松と鶴?)が特徴的でした。
社殿の奥には、熊丸稲荷大明神様を祀る、稲荷社。そして、宝珠紋のあしらわれた瓦が置かれていました。宝珠紋を見ると、お稲荷さんを思い出しますが、私だけでしょうか?
この日は社務所にどなたもいらっしゃらず、御朱印や由緒書きなどをいただくことは出来ませんでした。また出直したいと思います。
下京区にある他の住吉神社
下京区には、全部で3社の住吉神社があります。
比較的近い地区に3社もあるので、何らかの関係性があるのかもしれませんが、詳しいことはわかりません。この醒ヶ井の住吉神社が一番東にあるので、住吉神社を全てお詣りするルートを考える際には最初か最後になるかと思います。
どの住吉神社も地域の方の信仰を集める神社で、社務所は留守のことが多いです。節分や祭事に伺わなければ御朱印はいただけないかもしれませんが、住吉神社3社を巡るのも一興です。
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