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本山修験宗の総本山で史跡でもある聖護院門跡の秋の特別公開。

聖護院門跡 概要

 

名称聖護院門跡(しょうごいんもんぜき)山号
御本尊不動明王御本尊両横(左)役行者/
(右)智証大師円珍
開基増誉(ぞうよ)宗派本山修験宗
所在地京都市左京区聖護院中町15
最寄りの公共交通機関京都市営バス 熊野神社前下車 → 徒歩約5分
京阪電鉄 神宮丸太町駅 → 徒歩約13分
拝観時間等午前9時半〜午後5時(4月〜8月)
午前9時半〜午後4時半(9月〜3月)
拝観料(通常)無料(本堂もしくは寺務所前2階大仏間)
2018年 秋季特別公開
特別公開期間9月15日~11月25日公開中止日10月11日~15日
10月29日
特別公開拝観時間10:00~16:00
(受付終了)
特別公開拝観料大人800円
中高校・大学生600円
小学生以下無料(保護者同伴)

 

聖護院門跡、常時公開されているところ。

 

京都市左京区にある、聖護院門跡(しょうごいんもんぜき)。周辺の地名、京野菜の代表格、千枚漬けに使われることで有名な聖護院かぶらや聖護院大根、お土産で有名な八ツ橋はこの辺りが発祥の地と言われ、それぞれの名前に使われている「聖護院」は全て、この聖護院門跡が由来となっています。

そんな聖護院、今回も山門から参拝スタート、まずは正面の道路越しの山門。史跡聖護院旧仮皇居に関する説明らしき木板…ですが、文字が消えかかっていて読むことはできませんでした。その隣には、近畿三十六不動尊第十八番の石碑といつもの駒札。駒札も木が変色していますが、現地では読むことができる状態でした。

 

聖護院山門

聖護院 史跡聖護院旧仮皇居説明

聖護院 京都市設置の駒札

 

京都市設置の駒札の内容↓

 

聖護院は聖護院門跡というのが正式名称なのですが、「門跡(もんぜき)」と付く寺院か否かでわかる違いがあります。

門跡(もんせき、もんぜき)は、皇族・公家が住職を務める特定の寺院、あるいはその住職のことである。寺格の一つ。元来は、日本の仏教の開祖の正式な後継者のことで「門葉門流」の意であった(この場合は門主とも)。鎌倉時代以降は位階の高い寺院そのもの、つまり寺格を指すようになり、それらの寺院を門跡寺院と呼ぶようになった。

出典:wikipedia-門跡

 

例に漏れず、聖護院も皇族の方々とのゆかりの深いお寺です。

静恵法親王(後白河天皇の子)が宮門跡として入寺して以降、 代々法親王[2]が入寺する門跡寺院として高い格式を誇った。明治まで37代を数える門主のうち、25代は皇室より、12代は摂家より門跡となった。江戸時代後期には2度仮皇居となるなど、皇室と深い関わりを持ち、現在も「聖護院旧仮皇居」として国の史跡に指定されている。宮門跡でもあり寺社勢力でもあった。

出典:wikipedia-門跡

 

聖護院山門

 

山門を潜ると正面に松と長屋門、左手に塀重門があります。この左手の塀重門の向こうは法要等がなければ常時公開されています。

 

聖護院塀重門横の立て札

 

塀重門の中を拝観

 

塀重門(へいじゅうもん)すぐの所にある山王社。

 

 

聖護院山王町の個人宅に鎮座していたものを平成29年に聖護院門跡境内に移したもの。遷座(せんざ)当時、聖護院山王社のFacebookでは、旧境内の様子や御神木の伐採などが随時投稿されていました。

 

聖護院山王社に祀られているのは、中央に山王権現、右に宇賀弁財天、左に稲荷大明神の三柱。山王社の手前に説明があるのですが、説明を読む限り、生きていく上で必要そうなご利益は全て揃っているという印象を受けました。

この山王社の社殿は旧境内地から移動してきた年代物。蟇股に魔猿、木鼻に獅子と象が掘られた、小さいながらなかなかのお社、正面から撮影するのは憚られるような雰囲気。社殿の左横には御真言を書いた紙が立てられているので、お詣りの際に唱えるとよりご加護がいただけるかもしれません。

 

聖護院山王社蟇股と木鼻

 

塀重門は整えられた白い細かな砂利を囲むようにロープが貼られていて、そのロープで作られたルートを歩きます。

見事に整えられた細かな白い砂利は枯山水や寺院の時折見かける寺院の庭という印象を受けますが、実は毎年2月3日と6月7日に採燈大護摩供が行われる基壇、年に2回だけのための神聖な場所です。

拝観ルートの途中には、平成28年に日吉大社から移植された固有種の日吉桜や、採燈大護摩供の際に採燈師(門主)が座る石がパワースポットとして紹介されていました。そのまま進み、宸殿(しんでん)を正面から眺め、本堂を外からお詣りすると、宸殿と本堂の間にある授与所へと辿り着くことができます。聖護院の御朱印やお守りはこちらで頂くことができます。

 

 

「特別公開の拝観はなさいますか?」と聞かれ、そのつもりであることをお伝えすると、番号札を渡され、特別公開拝観の途中、中から授与所前を通る時に記入済みの御朱印帳を受け取ることができる旨の説明を受けました。
特別公開と御朱印を希望される場合は、先に塀重門から入った先の授与所で御朱印帳を預けておくと、時間短縮になります。
※特別公開限定御朱印(書き置き)は別の場所(宸殿内部)です。

 

御朱印やお守りを頂ける授与所前から見た宸殿。光の加減でわかりにくいのですが(スマホの限界)、金具の細部にまで菊の御紋が入れられているのがわかります。

 

 

この聖護院門跡のあった辺りの聖護院の森の鎮主として建てられたと言われているのが、熊野神社です。

京都三熊野最古参の熊野神社
京都三熊野最古参の熊野神社。熊野神社前というバス停がある程、公共交通機関で伺いやすい神社です。他の神社に向かう途中、乗り換えの合間にフラりと立ち寄りました。

 

聖護院門跡の特別公開の様子。

 

通常公開されている基壇の周囲を元に戻り塀重門を潜り、大玄関の手前で拝観料(800円)を納め、いよいよ特別公開の拝観です。

今聖護院2018秋の特別公開詳細↓

 

※屋根瓦など至る所に菊の御紋。

 

聖護院門跡 2018秋の特別公開の拝観前のチェックポイント!

・毎時定時と30分から詳しい案内を聞くことができます。
・靴を脱いで板の間や畳の上を歩きます、ストッキングやタイツの女性は靴下持参をオススメします。
・狩野永納、狩野益信が描いた宸殿障壁画(襖絵)を見て回ります。障壁画を傷つけないように、リュックサックは前掛けにする必要があります。
・宸殿内部、一部写真撮影を許可された場所があります、カメラ必携です。

 

入り口入ってすぐの大玄関。障子に隠れるように立つマネキンの男性。一般的な聖護院門跡に属する山伏の方の装束を着ています。こちらのマネキンの男性は撮影可能ですが、このマネキンの男性の視線の先には、狩野永納・狩野益信が老松を描いた襖があります。

この大玄関で、聖護院宸殿図解・書院本堂図解が両面に印刷されたプリントを貰い、椅子に腰掛けて、聖護院の歴史や名前の由来、老松図の説明を受けました。

 

 

聖護院門跡 2018秋の特別公開で聞いて来たことの一部

・聖護院の山伏さんは葛城山(かつらぎさん)と大峰山(おおみねさん)に修行に行く。西の覗きと呼ばれる絶壁から顔を出し修行をしているのは、新客さんと呼ばれる新しい人が多い。この西の覗きで精進するかどうかを尋ねられる。
・大玄関の東西二面の狩野永納(京狩野)の老松図と北面の狩野益信(江戸狩野)の老松図、北面の狩野益信の老松図は改修工事の際に隣から持って来たもの。
・特別公開の光格天皇ゆかりの網代輿と四方輿。四方輿は四方に御簾がある。住職が御所に行く時に乗るための輿で300年くらい修復して使われている。
・展示されているのは網代輿の下簾。
・孔雀の間の襖、四角は金箔の四角がはっきりわかる。
・波の間は廊下の一部。
・不動明王の髪の太さは一本一本違う。光背の迦楼羅(かるら)。
・上段の間、二の間、三の間に続く滝の襖絵は奥から続くように描かれている。欄間の端の穴はねずみが通れるようにとわざと開けられた穴。
・書院の廊下には折れ文の釘隠しが使われている。この中の折れ文とは恋文のこと。書院は後水尾天皇の女院御殿を移築したもので、建物自体が櫛笥(藤原)隆子への贈り物。

※聖護院宸殿図解・書院本堂図解プリントに書かれている内容は割愛。

 

宸殿の中を大玄関→孔雀の間→太公望の魔→波の間と説明を聞きながら歩いて行きます。大玄関でいただいた聖護院宸殿図解・書院本堂図解のプリントがわかりやすく端的に書かれているので、ほとんどの説明はプリントの説明の実物や実際に描かれた絵を確認する感じで進んで行きました。

四方輿に付けられていたのは、法螺貝の金具。こちらは釘隠しというよりは装飾としての意味が強いかと思われます。孔雀の間の孔雀は美しいオスだけではなくメスも描かれていて、一対ごとに描かれていたかのように思ったのですが、その辺りの説明はありませんでした。雄鳥の羽の美しさに目が行きがちですが、美しさよりも崇拝の対象として描かれているためかもしれません。

 

 

宸殿外陣から今は仏間として使われている内陣へと入ると、そこには多くの仏像が祀られていました。中央に修験道の開祖の役行者像、左に修験道の御本尊の蔵王権現。右に不動明王、その三像を挟むように客仏の不動明王。右側の立像は室町時代に作られたものだそう。そのほかにも修験道に関わりが深い仏像が祀られていました。

 

 

そしていよいよ、今回撮影可能とされた上段の間。二の間、三の間へ。こちら、内部には入ることはできず、濡れ縁からの拝観と撮影。正面からと二の間の横から中を覗かせていただき、二の間の南面西側に描かれているの吐緩鶏は二の間の横で位置を確認しつつ、拡大した写真を見せていただきました。

 

 

宸殿から重要文化財の書院へ。途中、法螺貝を吹くことが出来る体験コーナーが用意されていました。しっかりとウェットティッシュが用意されているので、潔癖でない方はぜひどうぞ。

 

 

書院は平成30年9月4日の台風被害が未だ残っている状態、檜皮葺屋根の一部が剥がれています。書院を入ってすぐの所では、先ほど見て来た四方輿が実際に使われている動画が放映されていました。釘隠しは六葉の釘隠しから、菱菊、笹竜胆、廊下は折れ文の釘隠しへと変わっています。書院の中はある程度まで入ることができますが、部屋の隅々までは行けない状態での拝観。付書院のガラスは一枚だけ当時のものが使われているそう。如何に豪華なものが送られたのか?がわかります。

書院の説明を聞いたところで、案内は終了です。

その後、私は三の間の角の濡れ縁から本堂へ。宸殿と本堂の間は廊下が作られていて、廊下の壁の一面が授与所の壁となっているため、こちらで預けておいた御朱印帳を受け取りました。

本堂は広くはありませんが二段の小組格天井。天井が上がる欄間の部分には菱菊が透かしで彫られ、シンプルながら豪華さも伺えました。御本尊の不動明王像、役行者、智証大師円珍像共に宸殿に祀られた仏像よりは小さめですが、重厚さを感じる仏像でした。

再度本堂へお詣りをし、順路に沿って坪庭を眺めながら入り口へ。孔雀の間と大玄関の隣の部屋で今回の特別公開の限定御朱印をいただき、今回の拝観は終了です。

 

 

拝観にかかった時間はあちこち戻って見たりした関係で、1時間ほど。順調に見て回れば45分ほどで拝観出来るかと思います。

 

聖護院門跡の御朱印とおみくじ。

 

今回は初参拝ということで、種類を指定することなくいただいた御朱印。聖護院のお寺の御朱印、300円です。

 

聖護院御朱印

 

そして、宸殿でいただいた特別朱印。「神變」の文字は光格天皇直筆の勅書、上下に書かれた絵は土佐派の絵画の写しのため、書き置き限定で頂くことになります。1枚500円。

 

聖護院2018特別拝観限定御朱印

 

そして、一目惚れして購入したおみくじ。法螺貝の形の焼き物で作られていて、後ろはちゃんと穴が開けられていますが、残念ながら音はでませんでした。こちら、授与所では紐が掛けられていないものが扱われていましたが、宸殿では紐が掛けられていました。色んな種類の紐が掛けられていて、目移りしてしまうほどでした。

おみくじを〜と言うよりは、紐の色で選んでしまった、法螺貝おみくじ。書かれていた内容は子供でもわかりそうなほどに優しい文面と、聖護院御伽草紙のキャラクターでした。

 

 

今回の特別公開のもう一つの目玉、聖護院御伽草紙のスタンプラリーも全てクリアして、お手製のステッカーを頂いて来ました。頂いてから気が付いたのですが、本当にお手製という感じの裏面。ぜひ手に取って確かめて見てください。

 

 

特別公開は期間が限られていますが、15名以上の団体予約や護摩祈祷後に拝観させて頂けるようです。ただ、案内してもらうことで得られる情報の多さを考えると、特別公開がオススメです。

 

聖護院関連サイトまとめ

 

聖護院は色んな形で情報を発信しているので、こちらにまとめておきます。一番最新の情報を知りたい場合は、公式Facebookか蓮雲さんのTwitterが良いかと思われます。時折行事により拝観を拝観前に一読しておくと安心です。

 

聖護院門跡公式ホームページ

 

聖護院門跡公式Facebook

 

平成30年9月4日の台風の後、私の大好きな峰定寺の様子を教えてくださった、蓮雲さんのTwitterはこちら。蓮雲さんは聖護院のFacebookの更新をされている方です。

大悲山 峰定寺 守り続けられる修験道の修行場
京都市左京区にある、峰定寺。左京区と言っても、そこは落人の隠れ里「鞍馬の奥」です。こんな山奥に重要文化財の舞台懸崖造りの本堂が隠れています。12月〜3月の閉山期直前、ギリギリのタイミングで2回目の拝観が叶いました。

 

2018年秋季特別公開のスタンプラリーで大活躍の聖護院オリジナルキャラクター 聖護院お伽草紙の公式Twitter

 

聖護院オリジナルキャラクター 聖護院お伽草紙公式Facebookページ。

 

聖護院オリジナルキャラクター 聖護院お伽草紙の詳細は、聖護院御伽草子プロジェクトとしてブログ形式のオンライン小説を読めばわかる…かもしれません。

 

本堂のはっきりとした写真を撮り忘れた今回。毎月28日の護摩祈祷も気になるので、再訪したいと思います。

 

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