公共交通機関を使って聖護院へ。
2018年秋と2019年の節分に訪れた、聖護院(しょうごいん)。それぞれ違う公共交通機関で向かいました。途中からは同じ道を歩くわかりやすいルートを選びましたが、非常に面白いな、と思わせるルートでした。
京阪電車神宮丸太町駅から聖護院へ
2018年の秋は京阪電車の神宮丸太町駅から徒歩で聖護院へ。
京阪電車神宮丸太町駅の5番出口を出るとすぐ前を走っている片側一車線の道を東(川がない方)へ。
聖護院の敷地内にある宿泊施設の聖護院御殿荘と須賀神社・交通神社への案内看板が立っています。2つの看板に記載されている距離が大幅に違いますが、御殿荘への入り口へは途中から違うルートをとるので、細かい数字は気にせずに進みます。
この道は途中まで京都大学医学部の施設の南側を歩くことになります。途中にはiPS細胞研究所の看板も。ノーベル賞を獲ることになった研究がここで行われていた(かどうかはわかりません)と思うと、ついジロジロと見てしまいました(建物の外観だけですが)。
iPS細胞研究所の前を通り京大病院の横をすぎると、東大路通の交差点へと辿り着きます。
京都市営バスで聖護院周辺へ
2019年の節分祭の時には、京都市営バスで丸太町と東大路通りが交差する場所にある停留所の熊野神社前から聖護院へ。東大路通と丸太町通の交差点から東大路通を一筋北へ上がり、そこから東へ進むルートは、京阪電車の神宮丸太町駅から向かうルートと一緒です。
東大路丸太町の交差点には、バスの停留所の名前にもなっている、熊野神社が。京都三熊野のうちの一社です。

2019年の節分の日、熊野神社は参拝を待つ人が鳥居の外まで列を成していた為、参拝は後にし、聖護院周辺へ。

熊野神社 2019 節分
斜め前に店舗を構える老舗八ッ橋やさん2件。
東大路通から聖護院までは、道幅も狭くなる上、京大病院近辺とはガラリと雰囲気が変わります。
まず目に入ってくるのは、本家西尾八ッ橋本店と東隣に建つ本家西尾八ッ橋別邸。屋根の上の鍾馗さんと大きなたぬきが趣深い店舗です。前述の熊野神社の横の八ッ橋やさんはこの本家西尾八ッ橋さんの熊野店。本店横の西尾八ッ橋別邸では甘味はもちろん、お食事も楽しむことができます。節分祭の日には西隣の空地で接待が行われ、多くの人が並んでいました。

西尾八ツ橋総本家 本店 20181024
西尾八ッ橋さんは生八ッ橋に何らかの餡を包んだものを「あんなま」と言う商品名で販売されています。斬新な風味の生八ッ橋を販売しているイメージがあります。研究熱心、の一言でしょう。

西尾八ツ橋 チョコバナナ味
西尾八ッ橋本店と東隣に建つ西尾八ッ橋別邸の道路の反対側にあるのが、聖護院八ッ橋総本店。聖護院八ッ橋さんでは生八ッ橋に何らかの餡を包んだものを、「聖(ひじり)」「聖・祭菓」「聖・旬菓」という商品名で取扱されています。
外れがなさそうという印象の餡を使われているイメージの聖護院八ッ橋さんの聖シリーズ。季節ごとに違う餡を用意されているあたり、流行りはしっかり押さえているという印象です。

聖護院八ツ橋 黒胡麻味

2件の八ッ橋やさんが見えたら、聖護院はすぐそこです。聖護院の山門前からは、肉眼で大文字山を捉えることが出来ます。

聖護院正面から見た大文字山



この道をそのまま東に向かうと、最終的にはくろ谷 金戒光明寺に辿り着きます。

金戒光明寺 20170504
八ッ橋を見たりお詣りをしたり…気軽にブラブラするには程よい道程の聖護院界隈。平安神宮や岡崎神社もすぐ近く、と、揃いに揃った立地条件の中のごく一部です。
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