・縁結び・子授け・安産と女性に嬉しいご利益も。
・平安神宮、金戒光明寺、吉田神社…周辺にも有名な寺社がいっぱい。
岡崎神社 概要
名称/通称 | 岡崎神社(おかざきじんじゃ)/ 東天王(ひがしてんのう) |
創建 | 延暦十三(794)年 |
主祭神 | 素戔嗚尊 櫛稲田媛命 三女五男八柱神(素戔嗚尊と櫛稲田媛命の御子) | ||
境内社/摂社・末社 | 宮繁稲荷神社 雨ノ社 | ||
主なご利益 | 厄除け 方除け 縁結び 安産 子授け | ||
所在地 | 京都市左京区岡崎東天王町51番地 | ||
最寄りの公共交通機関 | 京都市営バス 岡崎神社前 → すぐ 京都市営地下鉄東西線 蹴上駅 → 徒歩約20分 京阪電気鉄道 神宮丸太町駅 → 徒歩約23分 |
吉田山の南麓、岡崎神社へ。
京都市左京区の岡崎神社。丸太町通の東端の方に位置し、背後には吉田山が控えています。岡崎神社の隣には宿泊施設があるのですが、山の麓にあるためか参道から緑が溢れ、鬱蒼とした雰囲気さえ感じられます。
いつもの駒札。この駒札に書かれている様に、岡崎神社と言えば「うさぎ」のイメージ。
まずは鳥居を潜り、境内を進みます。参道から一段高いところに絵馬舎と宮繁稲荷神社。こちらのお稲荷様は朱色ではなく赤の鳥居。緑に生える赤です。こちらには倉稲魂神・蛭子大神・大国主大神が祀られています。
正面には大きな皐月と社殿。季節を選べば満開の皐月が境内に色を添えるのでしょう。
宮繁稲荷神社の奥、社殿に向かい左手に舞殿。
舞殿近くに白砂が円錐型に盛られていました。上賀茂神社の立砂や車折神社の清めの社のようなものでしょうか?人が近くまで寄った形跡があるので、結界や清浄の意味はないのかもしれません。どちらにしても詳細はわかりませんでした。
岡崎神社 うさぎが集まる社殿前へ。
鳥居→参道→舞殿前と歩いて来ましたが、うさぎで有名な岡崎神社なのにうさぎがいないなぁ…と思っていたのですが、社殿の周辺に来ると一変しました。
まずは参道から見えていた皐月の裏、社殿の正面にSNSでよく見る「うさぎおみくじ」のうさぎの列。ここは神事の際に使われる様ですが、赤い欄干にこの日も綺麗に並んでいました。岡崎神社の「うさぎおみくじ」は白と薄ピンクの2色から選ぶことができるのですが、この日並んで居たのはほとんどが白のうさぎおみくじでした。
岡崎神社と言えば…のうさぎが並んだ光景。ですが、どうやら私にはSNS映えする写真を撮るのは無理なようです。
社殿にお詣りするため、さらに一段上がります。
社殿前で出迎えてくれたのは、狛うさぎ。奥の狛犬と比べると、その新しさがよくわかります。社殿前の提灯にもうさぎ。もちろん、絵馬にもうさぎが描かれています。
しっかりと阿吽になった、狛うさぎ。狛犬と同様に阿のうさぎがオスで吽のうさぎがメスだそう。目が赤いということは、白うさぎがモチーフになっているのでしょう。単体で見てもまだまだ新しさを感じます。
拝所に立つと社殿の前に招きうさぎがいるのが見えますが、写真を撮るのは少し戸惑う位置。今回は割愛です、実際に行かれる方は是非探して見てください。こちらに祀られているのは、岡崎神社の御祭神である素戔嗚尊とその妻の櫛稲田媛命、素戔嗚尊と櫛稲田媛命の御子三女五男八柱神です。さながら「素戔嗚尊御一家」と言ったところでしょうか?ご夫婦で祀られているところから「縁結び・夫婦和合」のご利益が生じたのでしょうが、かなり強いご利益が頂けそうな気がします。
また、岡崎神社の御祭神の使いとされているのが、社殿周辺に多くいる「うさぎ」。うさぎが多産であることから、岡崎神社では「子授け・安産」のご利益も頂くことが出来ます。社殿前の狛うさぎを撫でて縁結びや夫婦和合を願う人が多いそうで、頭の部分少しだけ色が変わりかけていました。
社殿周囲はぐるりと一周できるようになっていました。
岡崎神社 境内散策
社殿にお詣りしたあとは、境内をのんびりと散策です。広大な敷地を持つ神社ではないので、隣へ隣へ…と歩いているうちに一周出来てしまう印象。社殿の東隣にある手水舎。実は最初の鳥居周辺にも手水舎があったのですが、どうやら今はこちらが主に使われている様です。手水鉢の真ん中辺り、一段高くなった場所に黒い御影石のうさぎが後ろ足で立ち上がっています。このうさぎに水をかけ、お腹をさすると子宝のご利益がいただける、と説明されていました。周囲には多くの絵馬が掛けられており、子宝祈願に訪れる人の多さを物語っています。
その隣に御旅所と書かれた石柱。御旅所はかつては別の場所にあったそうです。
御旅所の更に東、少し木々に隠れた場所にある雨社(雨ノ社)。こちらには大山祇命 句々廼馳命
国挟槌尊 豊宇気媛命 闇象女命が祀られています。
元は如意々岳(大文字山)の山中の石祠に鎮座。全国にも珍しい竜神様で、天雨の恵みにより五穀豊穣を祈る雨乞いの神。安目社とも呼ばれ、目の病気平癒のご利益がある。
出典:岡崎神社公式サイト 境内のご案内
公式サイトでは「雨乞いの神」として紹介されている龍神様ですが、細かく見ていくと五穀豊穣の為に必要な神様が勢揃いしていることがわかります。
- 大山祇命(オオヤマツミノミコト)ー山を司る神様
- 句々廼馳命(ククノチノミコト)ー木の神様
- 国挟槌尊(クニサツチノミコト)ー土を司る神様
- 豊宇気媛命(トヨウケヒメノミコト)ー穀物もしくは農業・漁業・産業の神様
- 闇象女命(ミズハメノミコト)ー水を司る神様
なぜ境内社…?と思わなくもないほど豪華な神様たち。
今回は雨社にお詣りをして、参拝終了です。境内には親子のうさぎもいると聞いていたのですが、なぜか見当たらず…どうやら見落としてしまったようです。
岡崎神社でいただいた御朱印
岡崎神社の御朱印。日曜日の午後から伺いましたが、数人待ちでいただくことができました。インターネット上では「岡崎神社 御朱印 もらえない」などというキーワードもあるのですが、京都十六社朱印巡りの一社になっているので、御朱印がないわけではありません。但し、結婚式も行なっている神社さんになるので、社務所の都合によりご対応頂けない日もあるのかもしれませんね。
※御朱印は変更となる可能性があります。
東天王ということはもちろん、西天王も。
京都の子宝祈願/安産祈願はわら天神さんも有名です。
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