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【東寺】御影堂周辺-毘沙門堂とか贔屓さんとか-

東寺 概要

 

名称 御影堂 山号
前堂 弘法大師坐像(国宝)
愛染明王 他
後堂 秘仏 不動明王
修復期間 平成28年(2016年)7月22日〜平成31年12月まで。
名称 東寺
(通称:教王護国寺)
山号 八幡山
正式名称 金光明四天王教王護国寺秘密伝法院(こんこうみょうしてんのうきょうおうごこくじひみつでんぽういん)
正式名別称:弥勒八幡山総持普賢院
御本尊 薬師如来像 脇侍/安置仏 日光菩薩/月光菩薩
その他敷地内に多数
開基 桓武天皇 宗派 真言宗
所在地 京都府京都市南区九条町1
最寄りの公共交通機関 近鉄東寺駅から徒歩約8〜15分
京都市営バス 東寺東門・東寺南門・九条大宮・東寺西門前
拝観時間等 05:00〜16:30、17:00、18:00
(季節によって変わります。夜間拝観も、一度閉門退出後、再入場になります)
拝観料(通常) 拝観料:庭園内(金堂講堂含む)500円
※拝観内容により変動あり・無料で見られる場所もあり

 

東寺 御影堂の周りをお詣り。

 

毎月お詣りに出向いている東寺の御影堂(太子堂)。国宝である御影堂(太子堂)は修理中ですが、御影堂(太子堂)の周りは御影堂を囲む様に大日堂や毘沙門堂が。過去数年の写真から、東寺の西院と呼ばれる御影堂周辺を。

 

2つの門、どちらから入る?

 

東寺の北西にある、御影堂がある場所は、東寺の中でも西院と呼ばれる場所。東寺の西側には、同じ様に西側に建つ灌頂院や小子坊と同じ様に、五筋壁で囲まれています。この中に入るには、大日堂側と毘沙門堂側の2つの門があります。

どちらから入っても御影堂を中心にした敷地なので変わらないのですが、一応御影堂の前堂からお詣りしていたので、御影堂の修理が始まってからもつい北側の門から入ってしまいます。

 

東寺西院入り口

※修理が始まる前、2016年2月の大日堂側の門。

東寺 西院 門の中

 

御影堂の周辺は、御影堂を囲むように大日堂→仮御影堂→梵鐘→回廊→大黒堂→石碑群→毘沙門堂と続いています。

中心に建つ、大好きな御影堂(修理前〜修理中)はこちら↓

【東寺】国宝 御影堂<2020年夏、拝観再開>
東寺の御影堂(みえいどう)。国宝 太子堂の名でも有名です。ここは弘法大師様が住んだと言われている地。2016年から2019年までひわだ屋根と建物の改修工事中です。あの重厚な空間、公開再開が待ち遠しい!←2020年8月の月詣り、御影堂の公開がされていました。2020年8月限定の、朝詣りの御朱印も一緒に掲載。

 

大日堂と仮御影堂

 

北側の門を入るとすぐ、右手には司馬遼太郎氏が書いた御影堂に関する文章が抜粋された看板と修理中の御影堂、左手に大日堂とプレハブの仮御影堂が見えます。

 

御影堂 司馬遼太郎 看板

※2016年2月の看板と御影堂(今はもう少し褪せています)。

毎月21日の弘法市の日(前日も)や年始以外、テントなどが出されることはないので、少し広い空間となっている大日堂と御影堂の間。御影堂が修理中な為か、最近は土日でも混み合うことがなく、広すぎず狭すぎず、とても心地よい空間です。

こちらの大日堂、開いてる所は見たことがありません。ご先祖様のご回向所として使われているため、供養を申し込めば入れるのかもしれません(中に人がいらっしゃることは多々あります)。御影堂が修理されている間、早朝に行われる生身供(しょうじんく)が大日堂で行われている為、生身供に参加すれば入ることができるかと思います。弘法大師さまが持ち帰った仏舎利を頭に授けていただくことが出来るという、生身供。ぜひ一度は…と思いつつ、朝が苦手なため、まだ参加したことがありません…。

 

東寺 大日堂2

大日堂

 

現在、仮御影堂となっているこちらのプレハブには、金剛杵を持った弘法大師像(江戸時代作)が鎮座されていて、靴を脱いで上がり、お詣りすることが出来ます。そして、以前御影堂で扱われていたお守りやお札、護摩木、お香などは、こちらの仮御影堂でいただくことが出来ます。

そして、仮御影堂の外では、お大師様のお下がりのお茶が用意されています。ほうじ茶のような甘茶のような…そんな感じの、優しいお味です。

 

東寺仮御影堂

東寺仮御影堂2

 

東寺 梵鐘

 

仮御影堂の西側には、梵鐘が置かれています。こちらの梵鐘、足利尊氏寄進の梵鐘を同じ形で作ったもの。南北朝時代に東寺に陣を置いていた、足利尊氏公。有料の庭園から見ることが出来る、不開門(あかずのもん)も含め、本当に東寺に陣を置いたんだなぁ…と改めて思います。足利尊氏公が寄進した本物の梵鐘は、宝物館に収蔵されているとか。宝物館で見た記憶は曖昧ですが…残っているということにも驚きです。

昨年までこの梵鐘の横で春を告げてくれていた、東寺の河津桜。工事に伴い、根から移動して行ってしまい、少し寂しげな梵鐘になってしまいました。

 

東寺梵鐘

東寺梵鐘説明

 

梵鐘の南側、御影堂から伸びる渡り廊下状の回廊の北側に、石で囲まれた松があります。説明も何もない割に、少し広めに囲まれています。以前、この辺りを歩いていらした東寺の関係者らしき方に囲われている理由をお伺いをしたのですが、なぜこの松が囲まれているのかはわからない、とのことでした。
樹齢何百年という様な太さではないので、この松がなぜ東寺の端の方で囲まれているのかという理由をご存知の方もいらっしゃるのでしょうが、語り継がれたり説明を用意するほどのことではないのかもしれません。

 

東寺松

 

大黒堂

 

御影堂から伸びる渡り廊下状の回廊をくぐり南に向かうと、すぐに大黒堂があります。こちら、以前は生身供(しょうじんく)の食事を作るための建物だったとか。「太子のみてら 東寺」で読んだ様な気がします。

こちらの建物には、不動明王様と三面大黒天様が祀られています。それぞれの真言も書かれているので、お詣りの際には真言を唱えることが出来ます。こちらの不動明王様と三面大黒天様もお姿を拝見したことはありませんが、三面大黒天様のお札(500円)は御影堂(仮御影堂)でいただくことが出来るため、そちらで拝見させていただきました。大黒天、毘沙門天、弁財天の御利益をいただけるという、三面大黒天様。お札でも迫力のあるお顔立ちでした。

 

東寺三面大黒天

三面大黒天説明

 

御影堂 南側

 

御影堂南側、後堂は今でも秘仏の不動明王様にお詣りすることができる場所です。こちらはずっと秘仏なので防塵シートに囲われていても何の問題もありません。

 

御影堂秘仏

 

秘仏の不動明王様にお詣りできる後堂の正面には石碑や撫石、贔屓さん、毘沙門堂と並びます。撫石や贔屓さんにはそれぞれ後ろに詳しい説明があるので、毎回気になる所にお詣りして歩きます。

重いものを背負うのが好きという、贔屓さん。東寺の贔屓さんは可愛らしいお顔立ちをして、大きな石板を担いでいます。一見亀のようですが、龍の子供。重いものを背負っているので会うたびに気の毒な気がするのですが、好きなんだから苦ではないのかなぁ?とちょっと複雑な気持ちになります。

 

因幡薬師(平等寺)でも贔屓さんに出会いました。

平等寺(因幡薬師) 頭に頭巾を置かれたお薬師様。
京都の街中、四条烏丸から徒歩数分で行ける因幡薬師(平等寺/因幡堂)。甲子の日(きのえねのひ)限定で公開される大黒天様に会いに。2016年の秋の京都非公開文化財特別公開の拝観の時の話も。【追記】洛陽三十三観音巡礼の御朱印と子年に用意された御朱印帳を追加しました。

 

東寺高野山奥之院

東寺 御影堂南

東寺贔屓

万病ぬぐい

 

東寺 毘沙門堂

 

毘沙門堂も普段は戸が締められていて、中を覗き込むことしかできません。ですが、弘法市が行われていた日、とが開けられていて、中に設えられた護摩壇を見ることが出来ました。こちらの毘沙門堂には毘沙門天様、不動明王様、愛染明王様が祀られています。御影堂周辺だけで、不動明王が3ヶ所。お不動さんに縁がある私には、本当に嬉しくなる場所です。

また、こちらの毘沙門天様、額に書かれているように、元羅城門本尊ということで、歴史の深さを伺い知ることが出来ます。唐時代のもので、通常は宝物館の中に安置されており、この毘沙門堂に祀られているのは複製のものになります。こちらの毘沙門天様は、都七福神まいりの毘沙門天でもあります。

 

東寺毘沙門堂

東寺弘法市の日の毘沙門堂

毘沙門天額

 

東寺毘沙門堂入り口

※修理が始まる前の御影堂の屋根が映る、毘沙門堂側の門。

東寺毘沙門堂説明

 

東寺 御朱印 毘沙門天

 

現在東寺でいただける御朱印の中の、毘沙門天の御朱印。しっかり都七福神の印も押されています。睨みを利かせて守っていた羅城門は今は無くなってしまいましたが、それでもここから京都を守られていると思うと、心強い限りです。

 

東寺毘沙門天御朱印

 

 

東寺は魅力的な場所がいっぱい。ぜひお気に入りを探して歩いてみてくださいね。

【東寺】まとめ/御朱印まとめ。【限定御朱印10+α種類と通常の御朱印9+1種類掲載】
大好きな東寺。毎月伺っている唯一のお寺です。御朱印と一緒に細かく紹介して来ましたが、色々な季節の写真があったので、まとめてみました。限定御朱印10種類と通常の御朱印9種類をまとめて掲載。

 

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