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【東福寺塔頭】勝林寺 豊富な御朱印と花手水が人気のお寺

勝林寺 概要

名称 勝林寺(しょうりんじ) 創建年 天文19年(1550年)
御本尊 毘沙門天 脇侍/安置仏 吉祥天(きっしょうてん)
善膩師童子(ぜんにしどうじ)
開基 東福寺205世・高岳令松(こうがくれいしょう) 宗派 臨済宗東福寺派
所在地 京都府京都市東山区本町15丁目795
最寄りの公共交通機関 JR奈良線/京阪電鉄 東福寺駅→徒歩約8分
京都市営バス 東福寺→徒歩約5分
拝観時間等 9:00~17:00
詳細はSNSでご確認を。
拝観料(通常) 無料

東福寺の北を守る毘沙門天を祀る、勝林寺

東福寺の塔頭の一つ、勝林寺。仏法と北方を守る毘沙門天を御本尊とするお寺です。東福寺へ向かう道から少し離れた所にありますが、しっかりと看板が出ているため、迷うことなく辿り着くことが出来ます。

Facebookで数年間勝林寺をフォローしている私には、勝林寺は御朱印が豊富でSNSを非常に上手に使い、興味をそそるのが上手なお寺、という印象です。

ただ、いつ伺っても人が居るので、なかなか写真を撮れないお寺でもあります。

勝林寺 境内の様子

勝林寺では通常はお庭や毘沙門堂内の拝観などは行われていません。ガラス越しでお詣りすることはできますが、遠くからお詣りさせていただくだけ、という印象は否めません。ですが、新春拝観や秋の特別拝観、勝林寺で行われる毘沙門講や勝林寺で行われる体験プランなどに参加をすると、本堂の中やお庭を拝観できることがあります(プランによります)。または、8名以上で一般拝観を申し込むと、本堂・毘沙門堂内・客殿を拝観することができます(有料)。

本堂にあげていただきお詣りをさせていただくのですが、正面にはガラス越しに御本尊、右手には御朱印やお守りなどの授与所、左の部屋では座禅などの体験が行われています。

勝林寺

2019年7月、再訪して来ました。

2019年の勝林寺。週末ごとに花が入れ替えられる花手水が人気を博し、SNS上で目にする機会が以前よりも増えています。今回、珍しい双頭蓮が咲いたとのことで、再訪して参りました。勝林寺さんは昨年秋の特別公開以来。

【東福寺塔頭】勝林寺 秋の特別拝観で秘仏の御本尊と紅葉を満喫
東山区にある、東福寺塔頭寺院の一つの勝林寺。御朱印と御朱印帳、ほぼ毎日行われる坐禅体験などをSNSを上手に使って広報していて、いつ訪れても人が多い人気のお寺です。お正月と秋の特別拝観の際にだけ公開される、秘仏の御本尊様と紅葉を満喫してきました。
勝林寺 正門 20190709

勝林寺 正門 20190709

勝林寺の駒札。正門の正面にある上に新しくなり非常に目立ちます。公式Twitterで「御本尊毘沙門天様にも必ずお参り下さい。 」との文言が入れられていることなどから考えて、しっかり目を通してもらいたい、ということでしょう。

勝林寺 駒札 20190709

勝林寺 駒札 20190709

勝林寺 境内のなまず 20190709

勝林寺 境内のなまず 20190709

勝林寺と言えば…花手水!

以前は勝林寺と言えば御朱印の豊富さ・カラフルさというイメージだったのですが、最近は週末ごとに入れ替えられる花手水のイメージ。

伺ったこの日は火曜日だったため少し花が少なめでしたが、それでもこの華やかさ。2021年には花手水にポケモンなども登場しているそう!

花手水の情報は勝林寺の公式SNSで常に発信されており、伺うタイミングを知る目安となっています。

 勝林寺 花手水 20190709

 

勝林寺 花手水 20190709

勝林寺 花手水 20190709

吉兆・瑞兆の知らせの双頭の蓮。


朝、目にした勝林寺さんのツイート。お昼過ぎに辿りついた際には、すでに花が開ききっていました。この双頭の蓮、50年に一度とも100年に一度とも言われる、非常に珍しい現象ですが、勝林寺では今年同じ蓮から2つの双頭蓮が。双頭蓮は幸せの前兆とも言われているそう。

最後の1日に滑り込みセーフ…でしょうか?微妙な開花状態。

勝林寺 双頭の蓮 20190709

勝林寺 双頭の蓮 20190709

最初に咲いた双頭蓮は奥に花托のみの状態で残っていました。

勝林寺 双頭の蓮 20190709

勝林寺 双頭の蓮 20190709

咲いているのか散ったのか微妙だ…と思いながらもなんとか花弁が付いた状態で見られたので良し!としましょう。この日は見せていただける場所が限られていたので、カラフルな御朱印に迷い抜き1種類だけ御朱印を頂いて、今回の参拝終了です。

勝林寺 金魚が入った鉢 20190709

勝林寺 20190709

勝林寺 おみくじと蓮 20190709

勝林寺 おみくじと蓮 20190709

勝林寺で頂いた御朱印

勝林寺では本当に多くの御朱印や御朱印帳が用意されています。季節ごとに用意されている御朱印が違うので、全ての御朱印を頂くのは難しいかもしれません。公式サイトに過去の御朱印が掲載されているのですが、過去の御朱印を見るだけでもその量の多さに驚きます。また、直書きの御朱印もいただけるのですが、受付をされているタイミングが毎日違うので、私もいまだに書き置きの御朱印しか拝受できていません。

2019年7月に頂いた、双頭蓮開花記念の御朱印。後ろに使われている画像は、今年咲いた双頭蓮のものだそう。この対応の速さ、流石勝林寺!という感じです。

勝林寺 双頭蓮開花記念御朱印 20190709

勝林寺 限定御朱印 20190709

2022年新春、勝林寺 寅年のみ公開の奥秘仏 毘沙門天 新春特別拝観へ。

2020年は寅年ということで、あちこちの毘沙門天を祀るお寺さんの特別拝観が行われておりました。ということで、私が選んだのは御本尊の胎内仏が公開されていた東山区の勝林寺さん。花手水や豊富な御朱印で人気のお寺だけあって、久しく足が遠のいていたお寺の一つです。今回の拝観料は700円でした。

正月三日でしたが境内は多くの人で賑わい、花手水の周囲では多くの人がカメラを向けていました。周囲を取り囲んでいない瞬間を狙って数枚だけ撮影。

勝林寺 2020年新春特別拝観 花手水 20220103

勝林寺 2020年新春特別拝観 花手水 20220103

勝林寺 2020年新春特別拝観 花手水 20220103

勝林寺 2020年新春特別拝観 花手水 20220103

勝林寺 2020年新春特別拝観 花手水 20220103

勝林寺 2020年新春特別拝観 花手水 20220103

境内のあちこちには花小鉢も。こちらも多くの人が撮影していましたが、花手水のように取り囲むようなことはなかったので、花小鉢の方が撮影しやすいかもしれません。

勝林寺 2020年新春特別拝観 花小鉢 20220103

勝林寺 2020年新春特別拝観 花小鉢 20220103

秋の特別公開の時と同じように説明を伺いながらの拝観。地上から天部へと向かう斜めになった畳の上で説明を伺いました。
https://kyotowalker.club/post-1201/

胎内仏は厨子ごと発見されたそう。御本尊の横幅から考えて、かなりギリギリサイズなのではないでしょうか?御本尊とは逆の腕で槍を持たれていました。多聞塔は…私の座っていた位置からは見えませんでしたが、お持ちではなかったかと思います。

勝林寺 2022年新春特別拝観でいただいた御朱印

今回勝林寺さんでいただいた御朱印は2種類。一つはクリア御朱印という、クリアファイルのような素材で作られたもの。600円。印刷されているのは今回公開された胎内仏だと思われます。

勝林寺 2022年新春 御朱印 20220103

勝林寺 2022年新春 御朱印 20220103

そして、切り絵御朱印1200円。赤と黒、2種類各500体限定用意されていたようですが、すでに赤いものが売り切れておりました。赤い方は毘沙門天様が切り絵にはなっていなかったので、私的には黒の方が好み。後ろの黄色の紙も付けてくださいました。

勝林寺 2022年新春 御朱印 20220103

勝林寺 2022年新春 御朱印 20220103

今回残念に思ったのは、花手水の周囲から動かない人がいたこと。拝観前にいた人が帰る時もカメラを覗き込んでいました。花手水周辺は人の出入りが激しく、これという一枚が撮れないのかもしれませんが…モヤっとする出来事でした。

勝林寺のSNS

勝林寺は、インターネットでの情報発信を頻繁に行なっています。写経や座禅などの体験の予定や当日の受付の可否、限定御朱印の紹介や手書き御朱印の受付時間などはtwitterで前日〜当日に発信されています。

公式サイトを作っても放置気味だったり業者さんに任せっきりな寺社が多い中、体験の予約受付までweb上で出来るというのは、かなりの熱意だなぁと思います。坐禅とヨガ体験や座禅と朝粥体験など、様々な体験プランがあるのも魅力の一つです。

タイミングを逃し続けていますが、勝林寺は東福寺の隣にある塔頭寺院。綺麗な紅葉が見られるスポットでもあります。秋の特別拝観では入れ替えなしで夜間ライトアップも行われていて、暗闇に照らし出される紅葉を楽しむことができます。

同じく東福寺の塔頭寺院、同聚院。

【東福寺塔頭】同聚院 十万の眷属を従えた不動明王
東山区にある東福寺塔頭 同聚院。一見目立たない同聚院ですが、本堂には大きな不動明王の坐像が。そして、息がかかりそうな距離まで内陣に入り拝観することが出来るんです。秋・冬と2度に渡り訪れた同聚院の様子を。【2019年7月、御朱印の対応が書置に変更となっていました。】
【東福寺塔頭】勝林寺 秋の特別拝観で秘仏の御本尊と紅葉を満喫
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拝観謝絶が多い、東福寺塔頭寺院。季節によっては門戸が開かれます。

【東福寺塔頭】天得院 2019年桔梗の季節の特別拝観へ。
京都市東山区にある、天得院。天得院は東福寺の五塔頭の一つです。天得院は桔梗の季節とツワブキと紅葉の季節の年に2回、一般拝観の機会が設けられるお寺。塔頭寺院へ出向く際には、本山の確認を怠ってはならないという教訓を得ました。※天得院には保育園と児童館が併設されております。拝観の際、近隣道路は子供たち優先でお願いします。
【東福寺塔頭】善慧院と明暗寺、2019年秋、虚無僧さんとお話してきました。
京都市東山区。東福寺の塔頭寺院の善慧院。こちらは尺八の根本道場として、虚無僧発祥のお寺「明暗寺」としても有名です。善慧院と明暗寺、どちらと言えばいいのかわかりませんが、見事にフカフカな苔に癒されながら、虚無僧さんとお話してきました。
【東福寺塔頭】四神の庭に囲まれた一華院。
東福寺塔頭の一華院。秋の特別拝観期間で賑わう東福寺界隈の中、静かに特別拝観が行われておりました。メインはお庭の拝観の様ですが、しっかりと御本尊様もお詣りさせていただくことができました。非常に新しく綺麗で、これからどのような変化を遂げるのだろう…?と思わせるお庭でした。
【東福寺塔頭】龍吟庵 2019年秋の特別拝観へ。
東福寺の塔頭である、龍吟庵。特別拝観ということで伺ってまいりました。偃月橋を超えて向かったのですが、多くの海外の方と賑やかな参拝となり、再訪確定です。お庭は本当に苦手なのです…。

もちろん、東福寺もすぐです。

【東福寺】京の冬の旅2018 非公開文化財特別公開へ。【通天橋の南側のみ】
京の冬の旅 非公開文化財特別公開、2ヶ所目に選んだのは東福寺の禅堂と経蔵の特別公開。経蔵が初公開される、とのことで喜んで伺って参りました。時間の関係上、通天橋を渡りませんでしたが、それでも初公開の経蔵を見られて感激でした!

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